エヴァの台詞で学ぶUNIX史

2011/07/19雑記::バカバナシ

TwitterにPostしたネタ

オリジナルのエヴァの台詞はこんな感じ

「人は神様を拾ったので喜んで手にいれようとした。だからバチが当たった。それが15年前。せっかく拾った神様も消えてしまったわ。でも今度は、神様を自分たちで復活させようとしたの。それがアダム。そしてアダムから神様に似せて人間を造った。それがエヴァ。」

新世紀エヴァンゲリオン 第23話 『涙』 より

それをちょっと改変してUNIX前史を解説した台詞にしてみました。

「人はUNIXを拾ったので喜んで手をいれようとした*1。だから、罰があたった。それが27年前*2。せっかく拾ったUNIXも消えてしまったわ*3。でも今度は UNIXを自分たちで復活させようとしたの。それがGNU*4。そしてGNUがUNIXに似せて互換OSを作った。それがLinux*5

だいたい合ってるw

*1 : 当初開発元であるAT&Tは独占禁止法によりコンピューター産業への進出が禁止されて降り、UNIXはソースコードと共にメディア代だけで配布されていた。このため、利用者からバグ修正および改変が加えられるというオープンな文化が育まれることとなりました。

*2 : オリジナルのポストでは"20年前"としていますが、本文を書き下ろすにあたり修正しました。
1984年にAT&Tの独占禁止法の緩和(?)に伴いUNIXを用いたライセンスビジネスを開始したことにより、UNIXをライセンス許可なしで使用することを禁止されることになりました。

*3 : 注釈2に端を発する理由により、UNIXのソースコードを入手できなくなったり、ソフトウェアを自由に改変・公開できなくなりました。

*4 : GNUの当初の目的は、再配布自由・改変自由なUNIXクローンのOSを作成することでした

*5 : オリジナルのポストではGNU/Linuxとしていましたが、語呂が悪いので修正:)
また、GNU/Hurdの開発開始とほぼ同時期にLinuxカーネルの開発が始まりましたが、現状、成果として実を結んでいるのはLinuxでしょう:)

参考

エヴァサブタイトルネタ

2011/07/17雑記::バカバナシ

第壱話「案件、襲来」
第弐話「見知らぬ、要件」
第参話「終わらない、会議」
第四話「終電、逃した後」
第伍話「PM、心のむこうに」
第六話「提案、第三世代ブレード」
第七話「HPの作りしもの」
第八話「部材、到着」
第九話「キッティング、サーバー、重ねて」
第拾話「トルクスドライバー」
第拾壱話「静止した進捗の中で」
第拾弐話「構築の価値は」
第拾参話「OS、導入」
第拾四話「下請、主担当の座」
第拾伍話「嘘と報告」
第拾六話「納品延期に至る不具合、そして」
第拾七話「四度目の暫定対応」
第拾八話「監視の選択を」
第拾九話「エンジニアの戰い」
第弐拾話「顧客のかたち ベンダーのかたち」
第弐拾壱話「新システム、稼働」
第弐拾弐話「せめて、専門家らしく」
第弐拾参話「欝」
第弐拾四話「最後のインシデント」
第弐拾伍話「終わるPJ」
最終話「データセンターの中でカットオーバーを叫んだメンバー」

劇場版
第25話「Error」
第26話「障害顛末書を、顧客に」

Geckoの野望

2011/04/14雑記::バカバナシ

我が忠勇なるモダンブラウザユーザーたちよ。
今やIEの約半数のシェアがGeckoおよびWebKitによって消えた。
Firefoxの灯こそ我らモダンブラウザの正義の証である!
決定的打撃を受けたMicrosoftにいかほどの戦力が残っていようと、それはすでに形骸である。

あえて言おう! カスであると!

Webは我ら選ばれた最良種たるモダンブラウザに利用されて、はじめて価値を出すことができる。
これ以上戦い続けては、Webそのものの存亡に関わるのだ。
それら軟弱の集団が、このWebKit*1 を抜くことはできないと私は断言する。
Internet Explorer 6を使い続ける無能なるものに思い知らせ、明日の未来の為に、我がモダンブラウザユーザー達は立たねばならんのである!!

*1 : ChromeなどのWebKitレンダリングエンジン採用ブラウザのUser-AgentはAppleWebKit/ (KHTML, like Gecko)だしw

吾輩はCEである

2011/03/24雑記::バカバナシ

吾輩はCEである。名前では呼ばれず、会社名で呼ばれる。

どうしてCEになったのかとんと見当がつかぬ。
何でも薄暗く轟音のするところでOSのインストールをしていたことだけは記憶している。

吾輩はここで始めてサーバーというものを見た。
しかもあとで聞くとPr○Liantとかいうサーバーの中で一番獰悪な機種であったそうだ。
このPr○Liantというのは非常に高い確率で初期不良を起こし、納期を圧迫するという話である。

しかしその当時は何という考もなかったから別段恐ろしいとも思わなかった。
ただその外見は昆虫の腹のようで気持ち悪いと感じたばかりである。

配属されて少し落ち着いて営業の顔をみたのがいわゆる業界のものの見始めであろう。
この時妙なものだと思った感じが今でも残っている。
第一システムを提供すべき人間が、全く理解していないまるでご用聞きだ。

その後案件を獲得したが、受注後に営業には一度も出くわしたことがない。
のみならず責任だけがあまりに特出している。

元ネタっぽいもの