2006/10/05(木)キラークイーン 感想(1)

キラークイーンの製品版を知人から借りることができたので早速プレイしてみました。
どうやら、シナリオは複数あるようでシナリオをクリアする毎に増えていくタイプのようです。今回は一番最初のシナリオである「キラークイーン」の感想などを。

プレイ時間総数は8時間程度、シナリオ分岐はなし。
以下、ネタバレあり

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2006/10/03(火)キラークイーン 体験版 感想

「キラークイーン」は同人サークル「FLAT」の作品です。
FLATのHPはこちら。(18禁のコンテンツを含みますのでご注意下さい)

今回プレイした体験版ではゲーム中の3日間のうち2日目の中盤までプレイできました。プレイ時間は4時間程度。

ストーリー

主人公らは何者かに拉致されてとある施設で解放される。
その際に首輪を付けられ、定められたルールから逸脱すると爆発する。

手渡されたものはトランプを模したPDA。
ランダムに割り振られたトランプの数字により解放条件は異なる。
解放条件にはそれぞれ相反するものが多く割り振られておりこのゲームに巻き込まれた者同士安易に協力を仰ぐこともできない。

迫り来る恐怖と疑心暗鬼の中、ゲームの参加者達は精神を蝕まれていく。
果たして、主人公達は無事に生きて解放されることができるのだろうか。

惨劇に挑め(違

感想

舞台設定とかは某ロワイアルのような感じ。首輪が爆発するところとか、時間と共に侵入禁止エリアが拡大するところ、人を安易に信用でき無くさせる解放条件により疑心暗鬼に囚われるようにした上で武器を与えて争いを誘発させるところとか。
その他、主人公のような争いに向かない人間と、命を軽んじるリセット世代のような人材を半々くらいずつゲームの参加者として配置されています。このあたりはこの手の設定としては良くも悪くも非常に普通といった感じがします。

主人公は過去の経験から利他的に動こうとする人間です。この手の舞台設定の物語としては定番の人材でしょうか。そして、人を殺さず、かつ(自分はどうなっても構わないから)できるだけ多くのゲームの参加者を助けるために自分たちの身を守り解放条件を達成する為に動くことになります。
しかし、何事も思い通りに事が運ぶことは難しく、自分たちが置かれている状況を甘く見たことにより守りきれなかったりし、主人公達が苦悩し、また自分たちが置かれた立場を正しく認識することによる恐怖を描くことがこのゲームの大筋で、定番といえば定番ですが、緊張と緩和をうまく描写することによりプレイヤーを引き込んでおり、非常に面白く感じられました。

また作品中で使用されているBGMもうまく作風とか、状況に合っておりうまく演出されているように感じられました。夏のお祭り以前に存在を知っていればイベント限定販売のサントラ目当てに購入していたと思います。

総合して、非常に面白い作品だと体験版をプレイした限りでは感じられましたので製品版を購入しようと思います。