iTunes関連のツールを停止させる(iTunes 7.4.x以降)

2008/02/05PC::Tips

以前書いた記事はiTunes 7.3.x以前の環境までしか対応出来ないので、7.4.x以降にも対応可能なように記事を書き直した記事です。
iTunes 7.3.x以前の場合はこちらを参照してください。

iTunesをインストールすると、強制的に以下のサービスが有効となり、また、以下のアプリケーションが常駐します。
記事執筆時の最新版(iTunes 7.6.0.29)では次の通り。

  • サービス
    • Apple Mobile Device Manager
    • iPod Service
  • アプリケーション
    • Quicktime Task(Qttask.exe)
    • iTunes Helper(ituneshelper.exe)

iPod等のApple関連機器を利用していないのであれば、これらのサービスは不要です。また、私の様にiPodは利用するが、iTunesで管理せずに専らAACエンコーダとしてしか利用しない場合にも不要です。
QuickTimeに関してもあんなに使い勝手の悪いプレイヤーを使う方なんているのでしょうか?iTunesと抱き合わせるのはやめていただきたい。

すみません、愚痴が出てしまいました。とにかく、iTunesとiPodを連携させない限りiTunesの利用に障害が起きることは現在までに確認されていません。ですので、リソースを節約したい方、よくわからないヘンな会社が作ったマルウェアもどきを動作させたくない方にはお勧めです。

お約束

この記事を参考にする場合はすべて自己責任でお願いします。著者は一切の責任を負いかねます。

前提条件

  • iTunesがインストールされている
  • Administrator権限で操作が可能
  • iTunesでiPodを管理しない
  • OSはWindows XP Professionalでのみ確認しています。VistaやHome Editionは未確認です
  • 何かあっても自分で責任の取れる方

サービスの停止

Administrator権限で「コントロールパネル - 管理ツール - サービス」を開き、
Apple Mobile DeviceサービスとiPodサービスが存在し、開始されていることを確認してください。

service1.jpg
service2.jpg

次にサービスを停止させます。iTunesHelperが悪さをするのか何なのかわかりませんが、過去のiTunesでは「無効」にしても自動的に「開始」されていたことがありました(現バージョンでは未確認)。
ユーザの知らない時に勝手に開始されないようにするには、以下の手順で無効にします。

service3.jpg
service4.jpg

  1. Apple Mobile Deviceサービスのプロパティを開く
  2. 「サービスの状態」を「停止」に
  3. 「スタートアップの種類」を「無効」に
  4. 「ログオン」タブを開き、ログオン時に利用するハードウェアプロファイル*1のサービスを無効に
  5. 同様にiPodサービスにも適用します

これで勝手にサービスが無効化されます。
尚、iTunesのアンインストール・アップグレード時にこれらのサービスが起動している必要があります。その場合は今回変更した場所を元に戻してください。

*1 : 通常の運用であればProfile 1のみとなっていると思います

常駐アプリケーションの停止

QuickTimeをタスクトレイに常駐させない

  1. Administrator権限でQuickTimeを立ち上げる
  2. 「編集 > 設定 > QuickTime設定」を選択
  3. 「詳細タブ」を開く
  4. 「トレイアイコン」のチェックを外し、適用する
  5. QuickTimeを閉じる
quicktime.jpg

なお、QuickTimeが導入されると勝手にブラウザ内のファイルの関連づけを書き換えます。mp3やpngすら保存出来なくなるという糞仕様なため、解除しておくことをお勧めします。

qttask, ituneshelperの常駐解除

  1. Administrator権限でレジストリエディタを開く
  2. \HKLM\SOFTWARE\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Runを開く
  3. iTunesHelperとQuickTime Taskの項目を削除する
registry.jpg

以前はレジストリの項目が復活する事態が発生しましたが、最近のiTunesではそのようなことはなくなったみたいです。

なお、この部分の常駐解除はmsconfigや窓の手でも出来るようです(msconfigは未確認)
窓の手を使えば何かあったときに元に戻しやすいのでお勧めです。

Windows Tips

2008/02/03PC::Tips

Windowsのシステムやソフトウェアを利用する上でのTips集です。
適用は自己責任でお願いします。

環境

環境は特に断りのない限りWin2k上となります。

WinXP環境

OS
Windows XP Professional SP2
CPU
Intel Pentium 4 w/HT 3.0GHz
RAM
2.0GB

Win2k環境

OS
Windows 2000 Server SP4
CPU
Intel Pentium III-S 1.26GHz Dual
RAM
2.5GB

Win2k環境(古い記事)*1

OS
Windows 2000 Professional SP4
CPU
Intel Celeron 1.40GHz
RAM
512MB

*1 : 2007年以前

2007/02/24(土)Windows Update by IE5 on Win2k

PC::Tips

Win2kでWindows Updateを行う際に、IE6へのアップグレードを推奨されます。
が、不安定かつセキュリティが脆弱なIEに見切りを付け、Firefoxなり、Operaなりに移行した人間にとってはIE6などは、無用の長物であるためWindows Updateの為だけにIE6へアップグレードを行うのは非常に気が引けます。
また、IE5からIE6にアップグレードすることにより、起動直後のメモリ使用量が約12MB程度増加する為、物理メモリを増やしにくいノートPCで運用している場合にはIE6にアップグレードしない方がかなり幸せになれると思います。

ここでは、IE6にアップグレードせずにWindows Updateを行う際の注意点について解説します。

IE5でWindows Updateは利用できるのか

結論から言うと、可能です。ただし、以下の制約が付きます。

  • 毎回IE6へのアップグレードを促すダイアログが表示される→「続行」で先に進める
  • Automatic Updateサービスが「自動」になっていないとWindows Updateが行えない

2番目の制約のAutomatic Updateサービスについては、「手動」で、サービスを開始してもWindows Updateに弾かれてしまいます。このため、Windows Updateを行う前にこのサービスの起動方法を変更する必要があります。

その他の注意点

IE5のレンダリングエンジンはかなりお粗末な為、Microsoftのサイト内ですらまともに表示できません。この為、IE(及びTridentエンジンを利用するブラウザ)を常用している方にはお勧めできません。また、IE5でWindows Updateを行うことで不具合が発生する可能性もあります。このため、自己責任で適用して下さい。

追記 2007/02/24

もともとがジャンクPCなのか、サービスを止めすぎたのか、IE5で無理矢理Windows Updateを行っているのか解りませんが、結構不安定です。大物(.NET系)をインストール途中でフリーズしたりします。

とりあえず、COM+ Event SystemとSystem Event Notificationサービスは止めてはいけないらしい。

2006/12/18(月)かな入力時に一発でかな/英字置換

PC::Tips

英数を入力したいときに「ひらがな」入力モードになっていると当然の事ながらひらがなが入力されることになります。
例:「google.co.jp」→「きららきりいるそらるませ」

入力中にF11を押すことでこの「きららきりいるそらるませ」→「google.co.jp」とかな/英数の切替が行えますが、これを半角にするためにはさらにF8を押さなければなりません。
多くの場合、全角英数の入力が必要となることはないので一発で「かな」→「半角英数」としたいのですが、残念ながらATOKのキーバインドの設定の中から見つけることは出来ませんでした。

で、解決策としてF11を押したときに「F11, F8」と連続してキーコードを送れるようにすることを考えました。

実際に解決してみる

いつものように「窓使いの憂鬱」を利用します
私はATOKのキーバインドは入力中にCtrl+@で「読みの英字置換」を割り当てています。
このため、送りたいキーシーケンスはCtrl-@, Ctrl-Oとなります。
以下をmayuファイルに追加します。

key IC-C-Atmark = C-Atmark C-O

F11でF11, F8を送りたい場合は以下を入力して下さい。

key IC-F11 = F11 F8

これで英字入力をしようとしたときに、うっかりかな入力モードで入力してしまったときの対処がしやすくなります。尚、この対処方法はATOKの場合です。MS-IMEでは使えるかどうかわかりません。

SDメモリカードのフォーマット

2006/11/21PC::Tips

Windowsの持つ機能でSDカードをフォーマットするとSDカードで定められた規格から外れてフォーマットされます。

このようにSDカード規格から外れた状態でフォーマットされると、最適なパフォーマンスが得られなかったり、カードを認識できなかったり、データ化けなどが発生しやすくなります。
これは、コントローラチップを内蔵するコンパクトフラッシュなどと異なり、SDメモリカードへの読み書きはデバイスのコントローラに依存しているためと推測できます。

で、これらの問題の発生を抑えるためにはSDメモリカードの規格に沿った形でフォーマットする必要があり、WindowsではSDメモリカードフォーマットツールを用いることで規格準拠のフォーマットが行えます。

SDメモリカードは他のメモリカードと異なり相性問題が発生し易い気がするため、デバイスで利用する前にこのツールを利用してフォーマットすることをお勧めします。

ちなみに、WindowsのフォーマットしたものをSDカードの規格でフォーマットし直すと容量が若干増加することがあります。