おとボク on W-ZERO3を動画対応に

2006/11/15W-ZERO3::ソフト

SEVEN.NETを動画対応に

前提条件

TCPMPがインストールされている必要があります
SEVEN.NET上でおとボクが動作する必要があります

手順

TCPMPがインストールされたフォルダにSEVEN.NETに同梱のmovie_yce_tcpmp.dll, movie_yce_tcpmp.exeをコピー

動画の分割

Windows Mobile端末での動画再生では結合された動画ファイルの頭出しがうまくできないようなのでコンバート時に作成されたファイル「all.mpg」を分割します。
私はTMPGEncを利用して以下のように分割しました。

  • オープニングムービー
    • ファイル名: otoboku_op.mpg
    • 分割開始点: 00:00.00
    • 分割終了点: 01:53.16
  • 第1話予告ムービー
    • ファイル名: otoboku_yokoku.mpg
    • 分割開始点: 01.53.16
    • 分割終了点: 02.37.90
  • エンディングムービー
    • ファイル名: otoboku_ed.mpg
    • 分割開始点: 02.37.90
    • 分割終了点: (最後)

otoboku.7ncの設定

動画ファイルの設定をコンバートで作られる「obokoku.7nc」に反映します。
[MOVIE]セクションを以下のように変更します。
ファイル名は吐き出したファイル名に合わせて変更して下さい。

[MOVIE]
engine=\Program Files\Expansion\Multimedia\TCPMP\movie_yce_tcpmp.dll
;#movie_yce_tcpmp.dllのWindows Mobile端末から見たフルパス
extra_module=\Program Files\Expansion\Multimedia\TCPMP\movie_yce_tcpmps.exe
;#movie_yce_tcpmp.exeのWindows Mobile端末から見たフルパス
use_movie=yes

opening=otoboku_op.mpg
opening_start=0.0
opening_end=113.16
opening_file_total=113.16

yokoku=otoboku_yokoku.mpg
yokoku_start=0.0
yokoku_end=44.74
yokoku_file_total=44.74

ending=otoboku_end.mpg
ending_start=0.0
ending_end=128.13
ending_file_total=128.13

ファイルの転送

all.mpgを分割したファイルと差し替えて外部メモリにファイルを転送します。

注意点

私がはまったところとしては、編集する7ncファイルがotoboku.7ncであるということ(seven.net.cfg, default.7ncは編集不要)、また[MOVIE]セクションにて~_start, ~_endは指定されていない場合はファイルの先頭から最後まで再生されるということですが、モジュールのエラーが発生するため、明示的に指定してやる必要があったという点でしょうか。

メモ

用意したムービーファイルがゲーム画面より大きかったり、小さかったりする場合は自動的に縮小/拡大されて再生されます

正しく設定できた場合にはゲーム開始時にオープニングムービー、タイトル画面で一定時間毎に第1話予告ムービーとオープニングムービーが交互に再生されるようになります。

ムービーは再生終了後には自動でゲーム画面に戻りません。アクションボタンを押すことでゲーム画面に戻れます。

おとボク on W-ZERO3

2006/11/14W-ZERO3::ソフト

キャラメルBOXから販売されている「処女はお姉さまに恋してる」をWindows Mobile端末で動作させるシナリオプレイヤー&コンバータがあるようなので試してみました。

用意するもの

  • Windows端末 (98/Me/2k/XP)
  • Windows Mobile端末 (2k3/2k3SE/5.0)
  • 1GB以上の外部メモリ (CF/SD/miniSD)
  • .NET CF2.0
  • ゲームソフト「処女はお姉さまに恋してる(非フルボイス版)」
  • 処女はお姉さまに恋してる for SEVEN.NET
  • SEVEN.NET

で、今回用意したもの

おとボクがW-ZERO3で起動するまで

  1. とりあえずWindows端末に「処女はお姉さまに恋してる」をフルインストール
  2. 処女はお姉さまに恋してる for SEVEN.NET v0.16βに含まれるコンバータを起動し、変換
  3. 作成されたファイルとコンバータに含まれるotoboku.exeをminiSDの任意のフォルダに転送*1
  4. SEVEN.NETを解凍し、その中に含まれるseven.net.cfgを以下のように編集
    [EXTRA_DRIVE_PATH]
    \miniSD\Data\SEVEN *2
    
  5. SEVEN.NET本体をWindows Mobile端末に転送
  6. Windows Mobile端末上でSEVEN.NETPPC.exeを実行
  7. 後はゆっくり楽しみましょう(笑

[album:w03/soft:otoboku1.jpg] [album:w03/soft:otoboku2.jpg]

*1 : 容量の関係で入りきらない場合はall.mpgは転送しなくても構いません

*2 : Windows Mobile端末から見たotoboku.exeの存在する場所を指定します

メモ

  • 今回のコンバートでは音声変換は行っていません。
  • 音声変換を行わなかった場合の変換後のファイルサイズは0.99GB (1GB=1024MB)
  • 通常の1GBメモリ(1GB=1,000,000,000bytes=約953MB)では容量が足りないためall.mpgが転送できません。このため、動画再生は行うことができません。
  • 動画再生を行うには2GBクラスのメモリか音声変換による圧縮が必要です
  • キーバインドの変更などは後日
  • おとボクをminiSDに転送したら何も入らなくなってしまいました(汗
    2GBのminiSDが欲しいなぁ……

2006/11/11(土)W-ZERO3専用テーマ

構想中。

モバイル向けという制約からsatsukiライクな感じになりそうですが、それじゃあつまらない、でも画像は使えないしなぁ…とか、悶々としています。

とりあえず悶々とするのはモバイル対応版adiaryに更新してからって言う話ですが(ぉ

2006/11/10(金)adiaryをW-ZERO3に完全対応させるには

W-ZERO3でそれなりに快適にできるように考えてみた。

必要なこと

adiary側

  • W-ZERO3のブラウザのUAで読み込ませるテーマの判別
    • 対応させるUA
      • Opera Mobile
        Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 6.0; Windows CE; SHARP/WS003SH; PPC; 480x640) Opera 8.60 [ja]
      • Internet Explorer
        Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 4.01; Windows CE; SHARP/WS007SH; PPC; 480x640)
      • NetFront
        詳細なUAは不明。NetFront/3.xとなるらしい。
  • 一度に読み込ませる記事数の制限(3件くらい?)
  • "[" "]"以外で記法タグが利用できるように(W-ZERO3ではデフォルトでこれらの記号が入力できない)

テーマ

  • 縦画面時(480x640) / 横画面時(640x480)でそれなりに利用しやすいインターフェイス
  • パケットを節約できるように背景画像は利用しない
  • サイドバーで表示する項目の制限
    • 最近の記事
    • コメント/TB
    • カテゴリ
    • 検索
    • カレンダー……はどうしようか悩み中

とりあえず必要な項目としてはこれくらい?
上記が実装できればW-ZERO3に限らずX01HThTc ZなんかのVGA搭載 Windows Mobile端末でそれなりに利用できるようになるはず。

2006/11/10(金)W-ZERO3[es]のテンキーを活用する

W-ZERO3[es]のテンキーは、半角数字入力時(_1)には仮想キーコード(0~9, #, *)を発生させます。
このため、W-ZERO3 Utility Plusを活用することで多くのソフトがスタイラスやキーボードを使用せずに、テンキーだけでの操作が可能となります。

あると便利なツール

文字キーで入力モードを選択することができますが、なかなか面倒です。
このため、起動すると指定した入力モードに切り替えてくれるソフト「ChgInputMode」を利用することで簡単に半角数字モードへ切り替えることが可能となります。

このChgInputModeの起動もW-ZERO3 Utility Plusで行うことができますので必要に応じて割り当てるといいでしょう。

一般的なキーバインドに関するTips

  • 左ソフトキーはF1、右ソフトキーはF2を発生させる
  • タップ&ホールド(右クリックメニュー): Alt+Ctrl
  • 元に戻す: Ctrl+Z
  • 切り取り: Ctrl+X
  • コピー: Ctrl+C
  • 貼り付け: Ctrl+V
  • 削除: Del
  • 戻る、1つ上の階層へ: BS
  • フォーカス移動: Tab
  • テンキー#にW-ZERO3 Utility Plusで機能を割り当てるには「同時押し:Shift+3」

戯言

以下、確証はもてませんが。

  • 入力モードが半角英数(_A)の時には「テンキー2」を一度押しで「A」、二度押しで「B」、三度押しで「C」を発生させている気がする
  • 入力モードによってカーソル中央のボタンは発生させる仮想キーコードが異なり、半角英数の場合「アクションボタン」でかな/カナ入力時には「#E5」を発生させている?
  • 「OK」ボタンの仮想キーコードは「Win+F6」
  • クリアボタンの仮想キーコードは「#08」
  • 音量Upボタンの仮想キーコードは「#21」
  • 音量Downボタンの仮想キーコードは「#22」
  • 画面回転ボタンの仮想キーコードは「App4 (A4)」

具体的な実装例