2007/07/29(日)[SUSE] rpmパッケージインストール時のハマリどころ
openSUSEでrpmパッケージを追加するには、YaSTを利用して行うのが一般的のようです。
YaSTでパッケージ追加を行うにはKonquerorからrpmを開けば以下のような画面となります。
[album:PC/Linux:rpm01.jpg]
ここでYaSTでパッケージをインストールを選べば以下のようなrootのパスワードを要求する画面が出てきます。
[album:PC/Linux:rpm02.jpg]
ここで、rootのパスワードを入力した後に決して「Enter」を入力してはいけません。「OK」をクリックして決定する必要があります。
Enterを入力するとインストールを行うことができないばかりか、パッケージデータベースにアクセスした状態のままとなり、再度インストールを試みた場合に以下のようなエラーが発生してしまいます。
[album:PC/Linux:rpm03.jpg]
ここで、インストールを行うにはパッケージデータベースにアクセスしているプロセスをkillしなければいけません。それにはコンソールを開いて以下のように入力し調査します。
$ ps -ax | grep kdesu
いくつかのプロセスが表示されますが、この中で○○.rpmというファイルを引数に持つプロセスがあるはずでのでこれをkillすればいいことになります。
[album:PC/Linux:rpm04.jpg]
具体例として上のような結果が表示された場合、「5415 pts/2 Ss+ 0:00 kdesu -n --nonewdcop -- /opt/kde3/share/apps/krpmview/setup-temp-source /data/libdvdcss-1.2.8-2.network.i386.rpm」がkillする対象となりますので
$ kill 5415
でプロセスを殺すことができます。プロセスを殺すことができたら再度冒頭の手順を踏み、パスワード入力時にEnterで決定することのないようにすればインストールを行うことができるようになります。
2007/07/22(日)[SUSE] VMware Player を入れてみた
[album:2007:vmware.jpg]
ほぼCPU利用率が100%(HT対応CPUなのでtopでは200%)になってしまいますが、VMware Player上にインストールしたWin2k上でSummerDays Ver2がストレスなく動いています。
この程度のスペックを要求するゲームなんかはVMware上で、それ以上のスペックを要求する場合はネイティブ動作するWinXPでという使いかたをしようかと。
本当にWindowsでしかできないこと以外(ブラウジングとか)はLinuxに移行できそうです。
2007/07/21(土)openSUSE 10.2 インストール
新規購入マシンに何かLinuxを入れようかと、ということでディストリビューション選び。
候補ディストリビューション
- Fedora
なんというか、懲りましたw。安定して長く使いたいので却下
- Vine Linux
日本語環境が充実しているのはいいんだけどね…
- Debian GNU/Linux
日本語回りでいろいろ面倒らしい
- Ubuntu (Kubuntu)
Debian使うならこっちの方がいいらしい
- Turbo Linux
有償だし。フリーだとTurbo Linux 7となってしまう。…今さらだよなぁ。
- Slackware / Plamo
Slackware系は使ったことがないので興味がある。「漢ならSlackware」らしいですよ。
けどPlamoは誰かさんが苦労してたし…
Xen
今回Linuxを導入する目的の1つとしてXenによる仮想デスクトップ環境を試してみたいというのがあり、そうなるとXenのドメイン0として動作させることができるディストリビューションで定評のあるものにFedora, Debian, SUSE辺りでしょうか。
Xenとの相性がいいらしいSUSEを今回は入れてみることにします。
openSUSE Linux 10.2
名前だけは聞いたことがあるけど、どんなものかは詳しく知らなかったので調べてみる。
- 商用のSUSE Linuxのソースをユーザコミュニティに開放してフリーで開放したものがベースになっているらしい。Red Hat LinuxにおけるFedoraみたいなものか。
- 大本はSLSとSlackwareがベースらしい。でも最近ではRPM形式のソフト管理を導入している。
- 伝統的なUNIXのディレクトリ構成を採用
- 安定性重視で比較的枯れたソフトを採用
何かよさそう。ということでopenSUSEを入れてみました。
入れてみた
- インストールはGUIで楽々
- KDEなどは/opt以下に入れられるので/を大きくとるか/optをパーティションで用意する必要がある
- YaSTによるシステム管理が強力
- オフィススイートにOpenOffice.org, ブラウザにFirefox, メディアプレイヤーにRealPlayerを採用。デフォルトで一通りのソフトが揃っている
- KメニューのスタイルをSUSEにすると非常に使いづらい
- ソフトの追加をする際にインストールメディアを要求される。面倒。
まだあまり使い込んでいないため、よくわかっていない点もありますがGUI環境としてはなかなかよさそうですね。