スキャナサーバ構築ログ (SANE)

2007/12/14PC::Linux/BSD

SANEというものを使うとLinuxでスキャナが共有出来る。らしい。
ということで早速試してみる。

環境

  • サーバ: Debian GNU/Linux 4.0r1 (etch)
  • スキャナ: EPSON GT-7000@USB

インストール@Debian etch

# apt-get install sane
以下はスキャナの利用確認のために必要ですが必須ではありません
# apt-get install sane-utils

スキャナが利用出来るか確認 (sane-utilsをインストールした場合)

$ sane-find-scanner
コメント略
found USB scanner (vendor=0x04b8 [EPSON], product=0x0101 [Scanner GT-7000]) at libusb:003:002
$ scanimage -L
device `epson:libusb:003:002' is a Epson GT-7000 flatbed scanner

こんな感じで出れば正しく認識されているようです。

尚、root以外でscanimageを利用しようとしてもパーミッションの関係で上手く取得出来ません。こちらで紹介されている方法を参考にデバイスファイルのパーミッションを書き換える必要があります。

# chmod 666 /dev/bus/usb/003/002

サーバとして設定

こちらのページにて詳細に解説されていますのでこれを参考にしながら設定。

/etc/sane.d/saned.confに利用させたいクライアントのアドレスを登録
127.0.0.1
192.168.xxx.yyy
192.168.xxx.0/24
/etc/servicesの確認
sane-port 6566/tcp sane saned # SANE network scanner daemon
/etc/init.d/initd.confにsaneデーモンを登録
saned stream tcp nowait root /usr/sbin/tcpd /usr/sbin/saned
inetdの再起動

参考サイトとは異なる点がここでした。こちらの解説によるとetchではopenbsd-inetdのようです。

# /etc/init.d/openbsd-inetd restart

Windows側の設定

SaneTwainというTWAINブリッジソフトを利用します。zipに含まれているファイルだけでもスキャンはできますが、グラフィックソフトからTWAIN機器として扱う為にはインストールする必要があります。

試してみる

複数のTWAIN機器がある場合はどの機器かを選択する必要があります。この設定の存在を忘れていて悩んでいたのは内緒。

sane1.jpg

適当な素材が無かったのでその辺に転がっていた栞をスキャン

sane2.jpg

突っ込んで利用していませんが、なかなかいい感じ。
ADFでどのくらい使い物になるかもそのうち検証してみたいところ。

Debian 4.0 (etch)

2007/12/14PC::Linux/BSD

Debian GNU/Linux 4.0 (etch)を利用してサーバ構築したときのメモ。
ただし、VMware Server関連の話題はここでは扱いません。 VMware関連はこちら

Jumbo Frameの設定

2007/12/02PC::Linux/BSD

MTUを設定すればいいようです。

ifconfig

一時的な設定。再起動したら元に戻ります。9000までしか値が設定出来なかったのはNICの制限なのか、ifconfigの制限なのか……。

# ifconfig eth1 mtu 9000
# /etc/init.d/network restart

/etc/network/interfaces

NICの設定はここに書く。

# eth1 for static
auto eth1
iface eth1 inet static
        address         192.168.xxx.2
        network         192.168.xxx.0
        netmask         255.255.255.0
        broadcast       192.168.xxx.255
        gateway         192.168.xxx.1
# Jumbo Frame設定
        mtu             9000