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アプリケーションによってはW-ZERO3以外のプラットフォーム向けにビルドされた実行ファイルが含まれています。WindowsCEを扱ったことが無い人にはよくわからないと思われるのでまとめておきます。
W-ZERO3はWindows Mobile5.0プラットフォームですので、用意すればこれを利用するのが一番です。が、Windows Mobile 5.0プラットフォームは後方互換性をもっているのでWM2003(WM2003SE), PPC2002, PPC(PPC2000), HPC2000, HPC Pro向けにビルドされたものも(画面配置やなどの問題はありますが)大部分は動作させることが可能です。
基本的に、WM5.0>WM2003(SE)>PPC2002>PPC>HPC2000>HPC Proの順に選択すればいいでしょう。ただし、WM5.0以外のプラットフォームをターゲットとして開発されたアプリの実行にはMFCCExxx.dllが必要になる場合があります。
上記のプラットフォームによる分類の他に、ビルドのターゲットとなるCPUのタイプが別れています。
WinCE向けのターゲットCPUタイプには以下のようなものがあります。
W-ZERO3にはIntel XScale PXA270が採用されており、CPUのアーキテクチャ的にはARM系に属します。ARM系にはさらに、ARMV4IとARMV4Tに別れている場合があり、ARMV4Iは実行速度は速くなるがファイルサイズが大きくなる、ARMV4Tはファイルサイズは小さいが実行速度は遅くなるという特徴があります。
W-ZERO3の運用ポリシーにもよりますが、ARMV4Iを導入した方が幸せになれると思います。