ATOK X3 on Linux Mint 4.0 Xfce CE

2008/07/12PC::Linux Mint

ATOK X3 for LinuxをLinux Mint 4.0 Xfce CE BETA008に導入してみました。

日本語ローカライズ化されたLinux Mint 4.0 Xfce CEにはATOK X3の導入に必要なパッケージが一通り入っています*1ので、基本的にUbuntu 7.10でのインストール方法に従って行えば問題なくATOK X3が利用出来ます。

公式手順では全てのユーザをログアウト後にCtrl + Alt + F2でコンソール画面に遷移してから導入作業を行いますが、面倒なのでSSHで他のマシンからアクセスして行いました。その時のメモ。

*1 : デフォルトの状態ではどうなのかは不明(^^;

インストールメモ

ATOK X3のインストール
$ export LANG=C
$ sudo mount -r -t iso9660 /dev/cdrom /media/cdrom0
$ sudo touch /etc/gtk-2.0/gtk.immodules
$ cd /media/cdrom0/
$ sudo bash ./setupatok_deb.sh
ATOK X3 アップデートの適用
$ mkdir /tmp/atok_x3/
$ cd /tmp/atok_x3/
$ wget wget http://www3.justsystem.co.jp/download/atok/up/lin/atokx3up1.tar.gz
$ tar xvz atokx3up1.tar.gz
$ sudo bash ./atokx3up1/setupatok_up1_deb.sh
ATOK X3の起動設定
$ sudo bash /opt/atok3/sample/setting_debian4.sh
CDを取り出して終了
$ sudo eject /media/cdrom
$ exit

これで任意のユーザでログインすればATOKが使える様になります。

ATOK X3 on Linux Mint 4.0 Xfce CE on ThinkPad s30

ThinkPad s30はPentium III Mobile 600MHzで、powernowdが有効になっていると300MHzで駆動します。一番心配だったのがATOK X3を導入することで低負荷モードが使い物にならなくなってしまうのではないかというところでした。が、そのようなことはなくSCIM + Anthyと同等程度の負荷で利用することが可能です。
また、Anthyではかな入力時に「ー」と「ろ」キーのkeysimが同じ為に不便を強いられてしまいますが、ATOK X3ではこのような問題もなく、Windows版と同様に快適な日本語入力を行うことが可能です。非常に良い買い物でしたw

Linux Mint 4.0 (Daryna) Xfce CE日本語ローカライズ手順メモ

2008/07/10PC::Linux Mint

Linux MintはUbuntuベースに開発されたディストリビューションです。このため、Ubuntuと同様の方法により日本語ローカライズを行うことが可能です。この記事は日本語化を行ったときのメモ。

ちなみに、WikipediaのLinux Mintの記事に日本語ローカライズの手順が記載されていますが、試したところ正しく動きませんでした(苦笑

日本語ローカライズ手順

Ubuntuの日本語環境を参考にJapanese Teamの追加パッケージリポジトリを追加する。ちなみに、Linux Mint 4.0はGutsyベースですのでUbuntu 7.10の方法を参考にします。

$ wget -q http://www.ubuntulinux.jp/ubuntu-ja-archive-keyring.gpg -O- | sudo apt-key add -
$ sudo wget http://www.ubuntulinux.jp/sources.list.d/gutsy.list -O /etc/apt/sources.list.d/ubuntu-ja.list
$ sudo apt-get update
$ sudo apt-get upgrade
$ sudo apt-get install ubuntu-desktop-ja

[メニュー] - [Xfce 4 mintConfig] - [Administration] - [Language Support]から[Japanese]を選択。

いったんログアウトするとログオン画面から日本語化されているはずです。

尚、日本語ローカライズを行うとXfce 4 mintConfigがメニューから消えてしまいます。日本語ローカライズ後はmintConfigは[メニュー] - [設定] - [Xfce 4 mintConfig]からアクセス可能となります。

2008/07/09(水)Linux Mint 4.0 Xfce CE BETA008

080709.png

愛機であるThinkPad s30にLinux Mint 4.0 Xfce Community Edition BETA008を導入しました。って、他の記事の方が先に投稿されているのでお察しの方も多いでしょうけどw

本来であればXubuntu 8.04 LTSあたりを入れる予定だったのですが、メインで利用するディストリビューションがKubuntuでXubuntuまで入れたらUbuntu公式だらけとなってしまい面白くないので、なんとなくLinux Mintにしてみたというそれだけの理由だったりします(ぉ

Linux Mint Xfce CEではサポートが非常に遅いらしくメインストリームではないのでUbuntu 7.10ベースなのはいいとして、Firefoxが未だに2.0.0.6だったり、Firefox 3.0のパッケージは未だに3.0α8だったりと、微妙なところはいろいろありますが、ディストリビューション全体としては結構いい感じ。

とりあえずこの新しいおもちゃでしばらくは遊べそうですw

Linux Mint on ThinkPad s30でログイン画面が正しく表示されない

2008/07/09PC::Linux Mint

ThinkPad s30にLinux Mintをインストールすると何故かログイン画面が真っ黒く塗り潰されてしまい、文字を読み取るのも困難な状態になってしまいます。しかしながら、なんとか苦労してログインすると何事もなかったかの様に正常に表示されるという謎な状態に。
ログインさえできてしまえば問題なく使用出来るので気にしなければいいのですが、なんとなく気持ち悪いので対処してみた。

編集対象ファイルは/etc/X11/xorg.confのSection Screenのあたりを修正。

Section "Screen"
        Identifier      "Default Screen"
        Device          "Silicon Motion, Inc. SM720 Lynx3DM"
        Monitor         "Generic Monitor"
        #Defaultdepth    24 #修正前は色深度24bitになっているので16bitに修正
        Defaultdepth    16
        SubSection "Display"
                #Depth   24 #Defaultdepthと同様に16bitに修正
                Depth   16
                Virtual 1024    768
                Modes           "1024x768@60"   "800x600@60"    "800x600@56"    "640x480@60"
        EndSubSection
EndSection

再起動すればLinux Mintの美しいログイン画面を拝むことができるようになりましたw

Linux Mint 4.0でgrubロード時にエラーが発生する場合

2008/07/08PC::Linux Mint

grubロード時に画像が読み込むことが出来ず、以下のメッセージが表示される場合があります。

loading grub, please wait...
graphics file /etc/grub/message.mint missing. press any key to continue...

これは/bootと/の導入先パーティションが異なる場合に発生するようです。ターミナルから以下の対処を行うことで正しく表示される様になります。

$ sudo mv /etc/grub/message.mint /boot/grub/
$ sudo vim /boot/grub/menu.lst
先頭の方の次の行
gfxmenu=/etc/grub/message.mint
を以下の様に変更
gfxmenu=/grub/message.mint