Kubuntuには日本語ローカライズCDが用意されていますが、i386アーキテクチャ向けのみしか提供されていません。
AMD64アーキテクチャによるKubuntuを利用したい場合は通常のDesktop CDまたはAlternate CDを利用してインストールを行う必要があり、日本語ローカライズにて行われている様々な変更を自分で行う必要があります。
この記事はその変更点のメモ。尚、Alternate CDによるインストール環境です。
Ubuntuの日本語環境のページを参考にJapanese Teamの追加パッケージリポジトリを追加する。
wget -q http://www.ubuntulinux.jp/ubuntu-ja-archive-keyring.gpg -O- | sudo apt-key add -
sudo wget http://www.ubuntulinux.jp/sources.list.d/hardy.list -O /etc/apt/sources.list.d/ubuntu-ja.list
sudo apt-get update
sudo apt-get upgrade
[システム設定] - [国と言語] から日本/日本語を選択
5.の「日本語ローカライズドDesktop CDに追加されているパッケージと同じものをインストールする場合は、以下のコマンドを実行します」では、Kubuntuでは次のようになりますが、現状(08/07/06)依存関係が解消できないためインストールに失敗します。
sudo apt-get install kubuntu-desktop-ja
Fireforxのインストール自体は以下のコマンドでインストールすることが可能です。
sudo apt-get install firefox-3.0
が、2つの問題を抱えています。
- 日本語の言語パックがインストールされていない
- Anthy/SCIMによるIMEが動作しない
これらの問題の解消メモ
以下から日本語言語パック(ja.xpi)のダウンロード&インストール
http://releases.mozilla.org/pub/mozilla.org/firefox/releases/3.0/linux-i686/xpi/
言語パックがインストールできたらFirefoxを再起動して[アドオン] - [言語パック]から"Japanese Language Pack"を有効化します。
(デフォルトの言語パック(Firefox (en-GB))を無効化したほうがいいかもしれません)
これで日本語でメニュー等が表示されるはずです。
aptitude search scim-bridge
i scim-bridge-agent - IME server of scim-bridge communicate with SCIM
i scim-bridge-client-gtk - IME server of scim-bridge communicate with SCIM
i scim-bridge-client-qt - IME server of scim-bridge communicate with SCIM
p scim-bridge-client-qt4 - IME server of scim-bridge communicate with SCIM
となるように不足しているscim-bridge関連パッケージをインストールする。
続いて、KubuntuというかKDEの起動時にSCIMを起動させないとFirefoxなどからSCIMを起動できません。このため、SCIMを自動起動のアプリケーションに登録します。
ln -s /usr/bin/scim ~/.kde/Autostart/scim
Ubuntu日本語フォーラム/KDE4で日本語入力ができません