2006/06/11(日)Pocketの手 1.7

W-ZERO3をいろいろカスタマイズできるツール「Pocketの手」を導入してみました。
W-ZERO3/WM5.0をカスタマイズするソフト「PocketTweak」「W-ZERO3 Utility Plus」をすでに導入済みなので、
これらで弄れない項目のレビューとなります。

設定メモ

  • 表示 - 横画面時もクリアタイプ有効
  • その他:カメラ - エッジ+10
  • フォントキャッシュサイズ - 8MB -> 1MB
  • デバイス:ディスクキャッシュ - FATFS:256/ReplStore:256

感想

横画面時もクリアタイプ有効はあまり実感できませんでした。
気持ちフォントが綺麗になっているかな?程度です。
昨日のOpera8.6の記事で利用した画像と同じ画面をキャプってみたので、
比較してみて下さい。
[album:2006/06:opera8.6-2.jpg][album:2006/06:phand.jpg]
#もしかしたらPocketTweakのIEでクリアタイプ有効が横画面のOperaにも効いていたのかもしれません。

W-ZERO3のカメラ機能はぼやけ気味だと思っていたので、
これで輪郭がはっきりとした写真が撮れるようになりました。
このソフトを導入して一番効果を体感できました。

ディスクキャッシュはW-ZERO3 UtilityPlusにも搭載されていた機能ですが、
W-ZERO3 UtilityPlusではPocketの手の設定で4096*1のみしか設定できなかった為
使用していませんでした。
Pocketの手ではW-ZERO3 UtilityPlusと違い、細かく設定できる為利用することにします。
256/256の設定で約128KBほどメモリを喰いますが、それなりに効果が実感できる……らしい。

*1 : 4096だとプログラム実行用メモリを10MBくらい喰う

総評

カメラのエッジ強調は、私が知る限りではこのソフトしか弄れない為、
PocketTweakやW-ZERO3 UtilityPlusを導入していても入れる価値があると思います。
PPCを便利にするような機能拡張をいろいろ計画しているようなので、
今後の活動に期待大のソフトです。

2006/06/10(土)Opera Mobile 8.6

8.5 -> 8.6 変更点

  • UIの改善による操作性の向上
  • フレームを含むページのレンダリングを最適化
  • ダウンロードダイアログの追加
  • パフォーマンス、安定性の大幅な向上
  • キーボードショートカットによるカット・コピー・ペースト機能の追加
  • エンコード選択機能の追加
  • プロキシ・セキュリティプロトコル設定項目の追加

レビューみたいなもの

実感した改善点・改悪点

×アドレスバー部分が太くなって表示領域が狭くなった
×タブそれぞれに閉じるボタンがなくなり、タブバー右端に閉じるボタンを搭載
○フレーム使用のページでのレンダリングの改善(せりかのアルバム3.0.8bでデスクトップのブラウザと同等の表示が可能に)
[album:2006/06:opera8.6.jpg]
○せりかのアルバムでファイル選択ダイアログが表示される様になった
○比較的便利なスタートページ
[album:2006/06:opera8.6-2.jpg]
○若干軽くなった
△タブバーが下部表示から上部表示に

その他

  • モバイルとして認識させるUA
HTTP_USER_AGENT=Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 6.0; Windows CE; SHARP/WS003SH; PPC; 480x640) Opera 8.60 [ja]
  • デスクトップとして認識させるUA
HTTP_USER_AGENT=Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 6.0; Windows NT 5.1; SV1) Opera 8.60 [ja]

総評

変更点に若干不満な部分はあるものの、全体的に使い勝手は良くなったと思います。
欲しい機能としては、検索バーですがこれはモバイル向けと考えると難しいかもしれない。
他にはジェスチャ機能が欲しい。
これは次期バージョンで是非搭載して欲しい。

2006/06/07(水)WS004SH

W-ZERO3がマイナーチェンジされたモデルのWS004SHが発表になったみたい。
名称はW-ZERO3のままでW-ZERO4ではないみたい。

主な変更点は
  • メインメモリが128MB -> 256MBに増強
  • 辞書ソフトのプリインストール
  • 本体カラーの変更
らしいです。

SDRAM(プログラム実行用メモリ)は64MBのままなので、
かえでにとってはどうでもいいかなと思っています。

以下のようにW-ZERO3が変われば買い換えるかも知れません。
というか、こんな感じの後継機種希望。
  • SDRAM(プログラム実行用メモリ)が128MBに
  • miniSDではなくフルサイズSD、もしくはCFスロット搭載
  • ATOK for PocketPCプリインストール

2006/05/18(木)CE初心者の考えるW-ZERO3

かえでの愛用しているPHSはW-ZERO3です。
OSにWindowsCE 5.0 (Platform : Windows Mobile 5.0)を搭載している日本初のCE搭載の携帯電話です。
このCE5.0に関して、結構誤解されているようで、Windows (XP)と同様の事ができると考えている方も少なくないようです。
実際にW-ZERO3についてかえでがされた質問は以下のようなものがありました。

「へぇ、W-ZERO3使ってるんだ。これってWindowsが載ってるんでしょ」
…えぇ、載ってますよ。CEですが。

「メモリとかHDD*1はどのくらいあるの?」
かえで「プログラム実行用に46MB、データ保存用に80MB、HDDはなし」
「46MB? 少なくない?」
……あなたは何を動かす気ですか?*2

「OSって入れ替えられるの?」
………CEは組込型OSなので基本的にできません*3。CE6.0みたいな後継OSが出たときにメモリ書き換えサービスみたいのはあるかもしれませんが。

で、一番多い質問がコレ
「パソコン(WinXP)用のソフトも動くの?」
…………動きません*4。同等の機能を持つソフトは大抵ありますが。

と、まぁWinCEとWindowsが一緒であると考えている方が結構多いというのが実感です。
この辺りはMicrosoftとW-ZERO3の開発元であるSHARPがこれらの違いを説明してこなかったという責任もありますが……

WinCEはあくまでWindowsとは別物であり、Windowsと思って購入すると不幸なことになります。たぶん。
ほかにもいろいろ質問されたことがありますが、その辺りはまた今度ということで。

*1 : CEは組込型のOSですのでHDDはありません

*2 : 実際、46MBは少ないと思います。64MB程度は欲しかったですね。ただ、一部のゲームなどのソフトを除いて46MBで十分事足ります

*3 : 「基本的に」というのは、普通のPCのようにいろいろなOSを入れられないという意味です。別のOSを入れるメリット・デメリットなどを考えずに、「動かすことができる」というレベルで入れられそうなOSはNetBSDでしょうか。hpcarmというWinCE/ARMプラットフォーム向けのPortもありますし。

*4 : Win95のソフトを動かすエミュレータのようなものは存在するようですが、現実的な速度ではまだ動かないようです