2006/12/17(日)[IBM] ThinkPad s30
[album:keyboard:s30kbd1.jpg]
仕様
キーボード種別 | 日本語 |
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キーピッチ | 18.25mm / 一部約15mm |
89JPからの省略 | なし |
89JPに追加 | ThinkPadボタン アプリキー*3 ブラウザキー*2 |
キーのサイズ
ThinkPad s30はジャストB5サイズよりも幅が狭い(幅はA5ファイルサイズ程度)ですが、中央に張り出した構造を採用することによりB5ノートには大きめのISO規格のフルサイズキーボード*1を採用しています。
ただ、日本語キーボードの場合、最下段を除いて小指で押すキーが小さくなってしまっています(キーピッチ約15.0mm)。
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ローマ字入力をメインに利用されている方であればあまり気にならないかもしれませんが、JISかな入力な私としてはこのキーが小さくなってしまっているのが非常に気になります。私としてはメイン部分のキーが小さくなっても構わないのでこれらのキーを小さくしないで欲しかったのですが、他のIBMのB5ノートのキーボードを見ても小さくなってしまっているので難しいのかもしれません*2。
一部のキーが利用しづらいという不満はあるものの、それでも他のB5サイズノートPCよりも利用しやすいと感じる完成度の高さだと私は思っています。
キーの配列
ThinkPad伝統の7段配列を採用している為、日本語89キーボードのうちコンビネーションが必要なキーはありません。
多くのノートPCでHome, End, PgUp, PgDnがFn+アローキー(カーソルキー)でしか利用できないのを考えると多くの人間がこの7段配列の虜になっているのも頷けます。
私がノートPCを利用する際に重要視する点として以下の点が挙げられます。
ThinkPad伝統の7段配列ではこれらの要求を全て満たしてくれる為、非常に利用しやすいと思います。
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s30の右シフト付近
不満点及び解消する為のリマップ
それでも、いくつか不満になる点はあるもので、私には以下の点が不満でした。
- Ctrlの位置
- 半角/全角キーの位置
- Winキー/アプリケーションキーが存在しない
この不満点を解決する為に以下のようにキーリマップをしています。
- 左Ctrl <-> CapsLock
- 左Alt -> Win
(Win+○のコンビネーションを多用するので) - 半角/全角 -> 左Alt
(無変換の隣にAltが無いと使いづらいので) - ブラウザ戻るキー -> アプリケーションキー
(Shift+F10なんか押してられるか) - ブラウザ進むキー -> 半角/全角
(この他に無変換+SpaceでIMEのON/OFFを割り当てていますが単体で無いとやはり不便なので)
これで非常に使いやすくなり、自分的には最高のノートPCのキーボードになりました。
トラックポイント
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7段配列の他にThinkPadの特徴としてトラックポイントが挙げられます。慣れるまでは操作が難しいと感じる方が多いようで敬遠されがちで、私もそうでした。しかし、一度慣れてしまうとその快適さの虜となり、タッチパッドなんか使用したくないと思うようになってしまいました。現在ではデスクトップPCでもトラックポイントを利用する為にSpace Saver II Keyboardを利用するまでになっています。
操作に関してはある程度の慣れが必要ですが、慣れればジェスチャーもトラックポイントで行うことが出来るようになります。
最後にトラックポイントの魅力について挙げておきます。
- ホームポジションからマウス操作が可能
- 省スペース
- ホイールに相当するスクロール機能を持つ
特にホームポジションからマウス操作が可能というのがトラックポイントを利用するにあたり一番の恩恵です。
Windowsを利用している以上、キーボードで入力しているときにどうしてもマウス操作が必要な場面が出てしまいますが、
スタンド
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バッテリに回転する部分があり、これがスタンドとして機能します。このため、ノートPCでありながらある程度キーの傾斜が変更でき、人によっては利用しやすくなります。こういったギミックを内蔵しているのもこの機種の魅力の一つです。
総評
筐体の小ささと利用しやすさを両立した非常にいいキーボードだと思います。
ただ、トラックポイントのボタンに採用しているゴム椀の耐久性が悪く、クリック感がなくなってしまいやすい様です。
私がs30を入手した時にはすでに左のボタンがクリック感がなくなっていたので右ボタンと変更しましたが。