2006/05/04(木)ISAバス
かつては業界標準のバスで、PCIバス普及前は様々な周辺機器を繋ぐ為に活躍していたバスです。
PCIバスへの移行が完了した*2*3最近のPCにはその姿を拝むことはできませんが。*4*5
ISAバスとかえでのメインマシン
さて、今回ISAバスを取り上げたのには理由があります。かえでの利用しているマシン(440BX*6 M/B)にはISAバスが1本あるのですが、これの使い道がなく非常に悩んでいます。
今更ISAバスもないだろうという意見もあるかと思います。実際私もそう思います。
しかし、穴があれば全て埋めてやりたくなるのが人情ってものじゃないですか。
ISAバスで利用可能なものとしては、シリアルポート、パラレルポート、モデム、NIC、SCSI、
サウンドカード、ビデオカード、キャプチャーカードあたりが挙げられますが、
これらの機能はすでにM/Bに搭載されているかPCI/AGPカードでその機能が実現されています。
ISAバスの高性能サウンドカード
上記の中で唯一利用価値がありそうなものはサウンドカードだと思い、'97頃*7、サウンドカードはまだISAバスが担っていた頃、
ISAの高性能サウンドカードが発売されました。
ONKYOから90PCIや150PCIの前身となるWAVIO Sound Engine Pro SE-70が、
CreativeからはSoundBlaster AWE64 Goldが発売されました。
当時、これらのカードは\25k程度し、金のない高校生だった自分には憧れの商品でした。後に安価でSE-70を手に入れたときはIBMのMwave*8とは別次元の音(特にMIDI)がし、感動したのを覚えています。
現在のマシンを手に入れたときにSE-70を移植しようしましたがWin2kには対応ドライバが無く、泣く泣く諦めた経緯があります
SoundBlaster AWE64 Gold on Windows 2000
で、先日SoundBlaster AWE64 Goldを入手し*9、早速取り付けたのですがすぐに取り外しました。それまで取り付けていたサウンドカードはCreative ES1373なのですが、こちらの方が癖が無く扱いやすかった為です。
その他に問題となった点は、
・対応しているサンプリングレートが44.1kHzまで
・ASIOによるカーネルストリーミングでひどいノイズが載る
前者の問題は48k->44.1kへリサンプリングすればいいのですが、後者のいい音で聴く為のASIOでひどい音になってしまうのにはさすがに耐えられませんでした。
技術の進歩と時の流れの無情さを実感しました。
現在使用するのに最適なISAデバイス
サウンドカードがだめとなると、もはや利用価値のあるデバイスは存在しないのではないか思い始めた頃、ある情報を入手しました。IF-SEGAという、I・Oが出していたセガサターンパッドをPCで利用する為のI/Fカードがあるのですが、
このカードは当然の事ながらWin2kのドライバを出していません。
しかし、有志によりWin2k向けのWDMドライバを作り上げたというとのことです。
PCでゲームをやる際にはPSコントローラーを利用しているのですが、MELTY BLOODなどの格闘ゲームではやはりセガサターンパッドが一番だと思います。
と、いうことでIF-SEGA2/ISAを搭載することに決めました。
実際に搭載したらレビューを兼ねてだらだらとここに書くと思います。
そのときはまたおつき合いしてくださいね。