2006/07/11(火)「萌え」という言葉

「萌え」という単語が市民権を得て、普段何気なく使用されるようになったけど、「萌え」とはどういうものかというのを説明できる人は少ないと思います。
そういう自分も、何気なく使う言葉ですが、「萌え」という言葉を本来どう使うのが正しいかは知らなかったりします。
で、調べてみました→Wikipedia

萌えの意味論

Wikipediaによると萌えの意味論とは
「萌え」は、主たる利用者(いわゆるオタク層)の興味の対象、すなわちアニメ・漫画・ゲーム等に登場する架空のキャラクターなどに対し、支持や傾倒、思慕の情、もしくはフェティシズム的嗜好、あるいは特徴的な萌えの属性(猫耳、ツンデレ等)に対する愛着などを現す隠語・俗語として用いられており、その意味は一見すると「好き」や「興奮する」などとも似ているが、「特定の嗜好を伝え共有しよう」とする意向をも含むとされる点がそれらとは異なる、と主張する使用者も居る。

また、キャラクターの容姿や性格などに付随する属性だけではなく、ストーリーやシチュエーション、カップリングなどについて使用されることも多い。 特に女性が使う場合には、「胸キュン」に近い意味であるとされる。
とのこと。つまり、「萌え」という言葉の利用者の興味や嗜好の対象となる特徴・シチュエーション等*1に対しての好感・肯定的な心情を表す言葉と言えるということなのか?

*1 : 所謂属性のこと

萌えの適用範囲

こちらもWikipediaによると
既述のように、「萌え」の適用範囲はその当初、概ねアニメ・漫画・ゲーム等の登場キャラクターに限定されていた。しかし、近年の用語「萌え」使用者の増加に伴ってその適用範囲は拡大し、その意味や解釈も分野や対象によって変容しつつあると言える。
とのこと。つまり、「萌え」という言葉の適用範囲はオタク的な分野*2だけでなく、それ以外の分野にも適用可能であり、どこまで「萌え」という言葉を適用させるかは使用者に委ねられているということと言い換えることが出来る。

*2 : アニメ・漫画・ゲームなどの所謂2次元の分野

萌えの定義

では、萌えとは何なのかというと、明確に定義することは出来ないと考えられる。
なぜなら、適用範囲や意味論も曖昧であるため、「萌え」という言葉の使用者の数だけ萌えという言葉の表すものが異なっており、唯一言えることは「萌え」という言葉の対象となる事柄に対して使用者が肯定的に思っているということだけである。

Wikipediaでも
適用範囲が広範であるため、「萌え」の明確な定義を導くことは困難である。
と記されており、あえて曖昧な状態で留めている。
結論としては、対象のことを好感や肯定的に思っている場合に使用する言葉と言うことでいいのでしょうか?