2006/06/18(日)Fedora × FFFTP (2)
今回は設定ファイル(proftpd.conf)の作成と、動作確認まで行います。
前回の設定でインストールした場合、ProFTPD本体は/usr/sbin/proftpd,
設定ファイルは/etc/proftpd.confとなります。
設定メモ(proftpd.conf)
とりあえずデフォルトで用意されている項目を編集します。よりセキュアな設定は次回に後回し。
#まず、送信する文字コードの指定を追加します。 #これはデフォルトのproftpd.confにはないので新たに追記する必要があります。 CharsetLocal UTF-8 #サーバ内部の文字コード CharsetRemote SJIS #クライアントに送信する文字コード ServerName "Kaede Server" #サーバ名。お好きにどうぞ ServerType initd #ProFTPDをデーモンとして起動する場合 DefaultServer on #unknownな行き先の接続を受け取る場合 Port 21 #ProFTPDの待ち受けポート Umask 022 #デフォルトのUmaskを022とし、新規作成されたファイルやディレクトリの安定性を高める MaxInstance 30 #standaloneモードでの子プロセスの数の最大数を設定。 #initdモードの場合は影響しない。 User proftpd Group proftpd #ProFTPDプロセスを走らせるユーザ名/グループを設定。 #Apacheがapache:apacheで走っているのでそれに倣ってproftpd:proftpdとする。 DefaultRoot ~ #ユーザが利用可能な領域を設定。"~"とした場合、 ユーザのホームディレクトリ以下のみアクセス可能。(chroot) AllowOverwrite on #すでに存在するファイルの上書きを許可。 <Limit SITE_CHMOD> Deny All </Limit> #chmodを制限する設定。この場合全て拒否。 <Anonymous ~ftp> #anonymous接続に関する設定。 User ftp Group ftp UserAlias anonymous ftp MaxClients 10 DisplayLogin welcome.msg DisplayFirstChdir .message <Limit WRITE> DenyAll </Limit> </Anonymous>
ProFTPDを動作させるユーザの追加
#adduser -d /usr/sbin/proftpd -s /sbin/nologin動作確認
#/usr/sbin/proftpdで、FFFTPで接続してみましょう。
問題なくログインできたら、日本語ファイルを適当にアップロードしてみます。
私は「てすと.txt」を作りアップロードしてみました。
[album:server:proftpd.jpg:large]
このように、問題なくアップロードできています。
今回は必要最低限の設定だけ行いました。
次回はよりセキュアな設定、デーモンとして起動させる方法なんかを
だらだらと書いていこうと思います。