2006/07/19(水)Fedora × FFFTP (4)

Fedora × FFFTP (2)のproftpd.confの設定では「~」を含むファイル名などがFFFTPで正しく表示できません。
正しく表示できないどころか、そのファイルの後に続くファイル2つも表示できなくなることがわかりました。
[album:server:fc_ffftp4-1.jpg]

修正方法

以下のようにproftpd.confを変更して下さい。
CharsetLocal UTF-8
CharsetRemote CP932
これで正しく表示できるはずです。
変更後も正しく表示できない場合は、FFFTPで該当ディレクトリをリロードしてみて下さい。
[album:server:fc_ffftp4-2.jpg]

2006/06/22(木)Fedora × FFFTP (3)

前回の続きです。
今回はxinetd経由でProFTPDをデーモンとして起動させる事を目的としています。

xinetd設定メモ

まず、xinetdが入っていないとお話になりませんのでxinetdが入っていなければインストールします。
#xinetdのインストール
yum -y install xinetd

#xinetdデーモンの自動起動 (レベル3のみ起動させる)
#インストールされると自動でレベル2~5で起動するようになっていますので必要のないレベルはオフにします
chkconfig --level 2 xinetd off
chkconfig --level 4 xinetd off
chkconfig --level 5 xinetd off

#xinetdデーモンの起動
service xinetd start

ProFTPDをxinetdで起動させるスクリプト

# vim /etc/xinetd.d/ftp
service ftp
{
        disable = no
   socket_type  = stream
   protocol     = tcp
   wait         = no
   user         = root
   server       = /usr/sbin/proftpd
}

ProFTPDをスーパーデーモンとして登録/起動確認

chkconfig --add ftp
service xinetd restart
$ftp localhost
でProFTPDが起動しているか確認します

後は

iptablesの設定を見直してFTPで接続できるか確認します。
次回はセキュアなproftpd.confの設定についての予定です。

参考にしたとこ

2006/06/18(日)Fedora × FFFTP (2)

前回、インストールまで行いました。
今回は設定ファイル(proftpd.conf)の作成と、動作確認まで行います。
前回の設定でインストールした場合、ProFTPD本体は/usr/sbin/proftpd,
設定ファイルは/etc/proftpd.confとなります。

設定メモ(proftpd.conf)

とりあえずデフォルトで用意されている項目を編集します。
よりセキュアな設定は次回に後回し。
#まず、送信する文字コードの指定を追加します。
#これはデフォルトのproftpd.confにはないので新たに追記する必要があります。
CharsetLocal		UTF-8	#サーバ内部の文字コード
CharsetRemote		SJIS	#クライアントに送信する文字コード

ServerName			"Kaede Server"	#サーバ名。お好きにどうぞ
ServerType			initd		#ProFTPDをデーモンとして起動する場合
DefaultServer			on		#unknownな行き先の接続を受け取る場合

Port				21
#ProFTPDの待ち受けポート

Umask				022
#デフォルトのUmaskを022とし、新規作成されたファイルやディレクトリの安定性を高める

MaxInstance			30
#standaloneモードでの子プロセスの数の最大数を設定。
#initdモードの場合は影響しない。

User				proftpd
Group				proftpd
#ProFTPDプロセスを走らせるユーザ名/グループを設定。
#Apacheがapache:apacheで走っているのでそれに倣ってproftpd:proftpdとする。

DefaultRoot			~
#ユーザが利用可能な領域を設定。"~"とした場合、
ユーザのホームディレクトリ以下のみアクセス可能。(chroot)

AllowOverwrite		on
#すでに存在するファイルの上書きを許可。

<Limit SITE_CHMOD>
	Deny All
</Limit>
#chmodを制限する設定。この場合全て拒否。

<Anonymous ~ftp>
#anonymous接続に関する設定。
	User			ftp
	Group			ftp

	UserAlias		anonymous ftp

	MaxClients		10

	DisplayLogin	welcome.msg
	DisplayFirstChdir	.message

	<Limit WRITE>
		DenyAll
	</Limit>
</Anonymous>

ProFTPDを動作させるユーザの追加

#adduser -d /usr/sbin/proftpd -s /sbin/nologin

動作確認

#/usr/sbin/proftpd
で、FFFTPで接続してみましょう。

問題なくログインできたら、日本語ファイルを適当にアップロードしてみます。
私は「てすと.txt」を作りアップロードしてみました。
[album:server:proftpd.jpg:large]
このように、問題なくアップロードできています。

今回は必要最低限の設定だけ行いました。
次回はよりセキュアな設定、デーモンとして起動させる方法なんかを
だらだらと書いていこうと思います。

参考にしたもの