iTunes関連のツールを停止させる(iTunes 7.4.x以降)
以前書いた記事はiTunes 7.3.x以前の環境までしか対応出来ないので、7.4.x以降にも対応可能なように記事を書き直した記事です。
iTunes 7.3.x以前の場合はこちらを参照してください。
iTunesをインストールすると、強制的に以下のサービスが有効となり、また、以下のアプリケーションが常駐します。
記事執筆時の最新版(iTunes 7.6.0.29)では次の通り。
- サービス
- Apple Mobile Device Manager
- iPod Service
- アプリケーション
- Quicktime Task(Qttask.exe)
- iTunes Helper(ituneshelper.exe)
iPod等のApple関連機器を利用していないのであれば、これらのサービスは不要です。また、私の様にiPodは利用するが、iTunesで管理せずに専らAACエンコーダとしてしか利用しない場合にも不要です。
QuickTimeに関してもあんなに使い勝手の悪いプレイヤーを使う方なんているのでしょうか?iTunesと抱き合わせるのはやめていただきたい。
すみません、愚痴が出てしまいました。とにかく、iTunesとiPodを連携させない限りiTunesの利用に障害が起きることは現在までに確認されていません。ですので、リソースを節約したい方、よくわからないヘンな会社が作ったマルウェアもどきを動作させたくない方にはお勧めです。
お約束
この記事を参考にする場合はすべて自己責任でお願いします。著者は一切の責任を負いかねます。
前提条件
- iTunesがインストールされている
- Administrator権限で操作が可能
- iTunesでiPodを管理しない
- OSはWindows XP Professionalでのみ確認しています。VistaやHome Editionは未確認です
- 何かあっても自分で責任の取れる方
サービスの停止
Administrator権限で「コントロールパネル - 管理ツール - サービス」を開き、
Apple Mobile DeviceサービスとiPodサービスが存在し、開始されていることを確認してください。
次にサービスを停止させます。iTunesHelperが悪さをするのか何なのかわかりませんが、過去のiTunesでは「無効」にしても自動的に「開始」されていたことがありました(現バージョンでは未確認)。
ユーザの知らない時に勝手に開始されないようにするには、以下の手順で無効にします。
- Apple Mobile Deviceサービスのプロパティを開く
- 「サービスの状態」を「停止」に
- 「スタートアップの種類」を「無効」に
- 「ログオン」タブを開き、ログオン時に利用するハードウェアプロファイル*1のサービスを無効に
- 同様にiPodサービスにも適用します
これで勝手にサービスが無効化されます。
尚、iTunesのアンインストール・アップグレード時にこれらのサービスが起動している必要があります。その場合は今回変更した場所を元に戻してください。
常駐アプリケーションの停止
QuickTimeをタスクトレイに常駐させない
- Administrator権限でQuickTimeを立ち上げる
- 「編集 > 設定 > QuickTime設定」を選択
- 「詳細タブ」を開く
- 「トレイアイコン」のチェックを外し、適用する
- QuickTimeを閉じる
なお、QuickTimeが導入されると勝手にブラウザ内のファイルの関連づけを書き換えます。mp3やpngすら保存出来なくなるという糞仕様なため、解除しておくことをお勧めします。
qttask, ituneshelperの常駐解除
- Administrator権限でレジストリエディタを開く
- \HKLM\SOFTWARE\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Runを開く
- iTunesHelperとQuickTime Taskの項目を削除する
以前はレジストリの項目が復活する事態が発生しましたが、最近のiTunesではそのようなことはなくなったみたいです。
なお、この部分の常駐解除はmsconfigや窓の手でも出来るようです(msconfigは未確認)
窓の手を使えば何かあったときに元に戻しやすいのでお勧めです。