2006/08/19(土)拡張パーティションの拡張

PC::Tips

Windowsのお引っ越しでシステム自体は引っ越すことができましたが、パーティションテーブルは旧HDDのままです。
これまでのパーティションテーブルでは使い勝手がよろしくないため、大容量HDD向けにパーティションテーブルを変更します。

旧HDDのパーティションテーブル
[album:PC:120hdd.jpg:large]

hda1 FAT32 2GB
hda2 LBA 18GB
hda5 NTFS 8GB
hda6 NTFS 5GB

手順

  1. KNOPPIXで起動
  2. 以下のコマンドを入力
    knoppix@~$su -
    root@~#parted /dev/hda (パーティションテーブルを変更したいHDDを指定)
    (parted)print (パーティションテーブルの確認)
    Minor	Start		End		Type		Filesystem	Flag
    1	0.031		2048.000	primary		FAT32		boot
    2	2048.000	20480.000	extended			lba
    5	2048.000	10240.000	logical		NTFS
    6	10240.000	15360.000	logical		NTFS
    (parted)resize 2 2048.000 32720.000*1
    

これでパーティションテーブルが変更され、拡張パーティションが拡張されているはずです
Windowsにログインし、確認すると以下のように拡張パーティションが拡張されていることがわかります。
[album:PC:20hdd.jpg:large]

hda1 FAT32 2GB
hda2 LBA 30GB
hda5 NTFS 8GB
hda6 NTFS 5GB

*1 : resizeは"resize Minor Start End"でパーティション番号、開始点、終了点をそれぞれ指定する。尚、開始点などの単位はMBで指定。

参考にしたところ

2006/08/18(金)Windowsのお引っ越し

PC::Tips

HDD2基で運用(20GB+46GB)していましたが、46GBの方のHDDがやかましいため、120GBのHDDにシステムを入れ替え、HDD1基で運用することにします。
#最近システムが不安定な原因が電源不足であることを疑っているため、消費電力を減らす目的もあります

その際に問題になるのが現在の環境を維持したまま新しいHDDにどのように環境を移すかという点です。
Windowsを新規にインストールし、その新しいWindowsに古いドライブの全てのファイルを上書きコピーするという方法が一般的にとられているようですが、今回は過去に検討した方法であるddによるコピーをまず試してみることにしました。

HDDのミラーリング

旧ドライブの内容全てを新ドライブに移すことが目的です。

手順

  1. 旧HDD:Primary/Master, 新ドライブ:Primary:Slaveとして接続
  2. KNOPPIXで起動
  3. コンソールを立ち上げ以下のように入力
    knoppix@~#su -
    root@~$dd if=/dev/hda of=/dev/hdb bs=10M*1
    
  4. ゲームでもしながら数時間待つ
  5. 作業が終了したら旧HDDを外し、新HDDをPrimary/Masterとする

これでHDDの中身がWindowsごと新HDDに引っ越すことができました。

*1 : ここでhda:旧ドライブ、hdb:新ドライブです。これを間違えると切ないこと(ローレベルフォーマットされたHDDが2つできる)になります

最後に

ddによるHDDのミラーリングを行った場合、心配なのがHDDの容量、型番などが異なる場合、シリンダ数なども異なる為、MBRに記録されているパーティション情報が狂ってしまうのではないかという懸念がありましたが、問題なく利用できるようです。
この方法を用いるメリットとして

  • FAT32フォーマットだろうがNTFSフォーマットだろうが、ext3フォーマットだろうが、全てのHDDのパーティション情報、データを全て新しいHDDに移動することができます
  • KNOPPIXなどの多くのLinuxディストリビューションにはddを持っており、高価なドライブツールを購入する必要がない

が挙げられます。一方、デメリットとしては

  • Linuxに関してのそれなりの知識が必要*2
  • パーティションを拡張したりすることができない
    NTFSはできませんが、partedで拡張できます

が挙げられます。

今回の方法ではddなどの危険なコマンドを使用しますので、ddの使用方法を良く理解した上で利用するようにして下さい。
また、この記事によりデータを飛ばしてしまった場合でも責任は取れません。自己責任でお願いします。

*2 : 特にddコマンドでifとofで指定するデバイスファイルを間違えてしまうとそれだけで大惨事になります

2006/08/03(木)システムブートメニューの編集

PC::Tips

Windowsが導入されているPCに新規にWindowsを導入したりすると、実体のないWindowsがブートメニューに現れることがあります。
ブートメニューから実体のないWindowsの起動メニューのエントリを削除する場合のメモ

  1. Administrator権限でログオン*1
  2. ファイル名を指定して実行
  3. C:\boot.ini*2
  4. [operation systems]以下から不要なエントリを削除
  5. 再起動して確認

尚、誤って正しいエントリを削除してしまうとWindowsが起動しなくなりますのでご注意ください

*1 : もしくは「別のユーザーとして実行」でAdministrator権限でエディタを開き、C:\boot.iniを編集

*2 : C:\の部分はNTローダーのインストールされているドライブです

2006/07/26(水)HDDの換装

PC::Tips

HDDの容量が手狭(現在20GB)なため換装を考えてるけどブートドライブの環境を残したまま別のHDDに移行する場合はどうしたらいいのだろう?

KNOPPIXあたりで起動して

#dd if=/dev/hda of=/dev/hdb

とすればいいのだろうか?

それとも、新規HDDを現在のHDDと同じパーティション構成にして

#dd if=/dev/hda* of=/dev/hdb*

とすればいいのだろうか?

iTunes関連のツールを停止させる(iTunes 7.3.x以前)

2006/07/21PC::Tips
2008/02/06追記
最新のiTunes(7.6.0.29)向けに記事を書き直しました。→こちら
本記事は7.3.x以前の環境のみ適用してください。
AACエンコーダーiTunesを最新版の6.0.5.20に差し替えました。
#ついでにQuickTimeもアップグレードされました。

汚されたレジストリの復旧

iTunesをアップグレードしたところ、やはりというか何というか、勝手にiTunesHelperとQuickTimeが常駐するようになっています。
まずはこれらを常駐から外します。

まずはQuickTime

インストールが終了するとQuickTimeがタスクトレイに入っています。
これからまずご退場願いましょう。

QuickTimeを開きQuickTimeの設定から「システムトレイにQuickTimeアイコンを入れる」のチェックボックスを外します。
これだけでは完全とは言えません。次の手順を行い、iTunesHelperとQuickTimeの起動に関するレジストリエントリを削除します。
itunes_1.jpg

レジストリエントリの削除

Admin権限でレジストリエディタを起動し、
\HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Run以下からiTunesHelperとQuickTimeに関するエントリを探し、
この2つの値を空白にします。
#QuickTimeの方は忘れましたが、iTunesHelperの方はiTunesが起動するたびにこのエントリが削除されていると再登録しますので、空白にする必要があります
itunes_2.jpg
itunes_3.jpg

iPodServiceの停止

もしあなたがiPodを利用していない、もしくはWinAMPなどの非AppleのツールでiPodとの連携を行っているのであれば、Windowsのサービスとして常駐するiPodServiceも止めてしまいましょう。
「管理ツール」-「サービス」からiPodServiceを選択し、スタートアップの種類を「無効」に設定します。
これでiPodServiceが起動することはなくなります。
itunes_4.jpg
itunes_5.jpg

追記 (7/22 14:48)
Administrator権限でiTunesを起動させるとiPodServiceの設定が書き換えられてしまいます。
普段User権限で使用している為、回避方法がわかりません。ですので、Admin権限で常用されている方はあきらめてください(ぉ
未確認ですが、iPodService.exeを削除する(指定されたパス以外の場所に退避させる)、ダミーのiPodService.exeを置くなどの方法が有効かも知れません。
が、当方ではこの手法が有効かどうか未確認の為、試す場合は自己責任で。

最後に

ここまでの手順を行っても、iTunesは通常通り利用できますし、iPodServiceを止めない限りiPodとiTunesの連携も問題ありません。
#iPodServiceまで止めるとiTunes起動時にエラーメッセージが表示されますが、iTunesの利用には問題ありません。
しかし、この方法を取ったことにより不具合が発生する可能性もありますので、くれぐれも自己責任で行って下さい。
この方法を取ったことにより不利益を被った場合にもかえでには一切保証しません。