2009/11/07(土)フォントスムージングの比較
事の発端は、Kubuntu環境上にWindows XP環境を構築したことで、「ClearTypeを使うと目が疲れる」という事を実感した為です。
環境
- Windows XP Professional SP3 on VMware Player 3.0.0
- Mozilla Firefox 3.5.4
- VL Pゴシック / VLゴシック
- Kubuntu 9.04/amd64
- Mozilla Firefox 3.0.15
- VL Pゴシック / VLゴシック
比較に使用した記事→こちら
Windows XP 標準アンチエイリアス
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4倍表示時
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ClearTypeではない、Windows 2000以前から搭載されているアンチエイリアス。
どうもフォントの表示が薄くなりやすいようで、常用は厳しい状態になっています。
一般的にアンチエイリアスはにじんで見にくいと言われるのもうなずけます。
文字の濃さを調節できればいいのですが、設定する方法はあるのでしょうか?
Windows XP ClearType
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4倍表示時
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事前にClearType Tunerを用いて、自分が一番見やすいと感じるように調整してあります。
ClearTypeのサブピクセルレンダリングにより、フォントの縁が赤や青に色づいてしまっているのがわかります。
このサブピクセルレンダリングにより、特に液晶画面での美しくフォントを表示できるそうです。
が、白背景に黒の階調の他に赤や青の要素が入ることでチカチカするように感じられます。これが目を疲れやすくしているのでしょうか?
個人的にはClearTypeによるレンダリングよりも、縁をモノトーンの階調で表示してくれる標準アンチエイリアスの方が好みなのですけどねぇ。
Kubuntu 9.04 アンチエイリアス有効
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4倍表示時
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個人的には一番見やすいと感じるフォントのアンチエイリアスです。
XPの標準アンチエイリアスのように、文字が薄すぎることもなく、ClearTypeのように赤とか青の要素が入ることもないので目に優しく感じられます。
ClearTypeよりもぼやける(滲んだ)感じを受けますが、個人的には許容範囲です。
そんなわけで
Windows環境でも標準アンチエイリアスの調整ができればいいのですが。