2006/07/26(水)SMB over SSH
sshのポートフォワーディングにより学校から自宅のファイルサーバ(samba)の共有フォルダにアクセスすることが今回の目的です。
用意するもの
- sshサーバ
- sshサーバから接続可能なsambaサーバ
- PortForward機能を持つsshクライアント (今回はPuTTYを利用しました)
PuTTYによるsamba over ssh
sambaサーバがすでにイントラネット内のファイルサーバとして利用できる環境が整っていることが前提条件です。
クライアント(Windows)の設定
仮想ネットワークアダプタをクライアントに追加します。
- Administrator権限でログオン
- ハードウェアの追加 -> ネットワークアダプタ -> Microsoft / Microsoft Loopback Adapter
- ネットワークとダイヤルアップ接続の中から新しく作成された「ローカル エリア接続」を設定
- Microsoftネットワーク用ファイルとプリンタ共有のチェックを外す
- IPアドレスとネットマスクを設定
例) IP: 169.254.0.1 / Netmask: 255.255.0.0 - WINSの設定からNetBIOS over TCP/IPを無効にする
PuTTYの設定
セッション項目
接続先ホスト名 | SSHサーバのホスト名/IPアドレス |
---|---|
ポート | 22 |
プロトコル | SSH |
接続 - SSH - トンネル項目
新しくフォワードされるポートを追加:
源ポート | 169.254.0.1:139 |
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送り先 | sshサーバから見たsambaサーバのホスト名/IP:139 |
sshサーバがsambaサーバを兼ねている場合は127.0.0.1:139
入力し終わったら忘れずに追加し、セッションを保存する。
実際に使ってみる
- PuTTYを起動し、保存したセッションで接続
- 普段SSH接続に使用するユーザ名とパスワードでログイン
- ファイル名を指定して実行 -> \\169.254.0.1
- ユーザ名とパスワードを要求されるのでsambaで利用するユーザ名とパスワードを入力
- これでsambaサーバ内の共有フォルダが表示されるはずです
尚、PuTTYの接続を解除してしまうと共有フォルダにアクセスできなくなりますのでご注意ください。