2006/07/27(木)ATOK辞書を一元管理する

ATOK辞書のシンクロツールにはATOK SyncというツールがJUSTSYSTEMから配布されていますが、インターネットディスクの契約が必要となり、非常に微妙です。
今回は、このATOK Syncを使わずにATOKの辞書を一元管理することが目的です。
SMB over SSHが出来ることが前提条件です

環境

試した環境はこんな感じ。

サーバー側

Linux (Fedora Core4) + OpenSSH 4.2p1 + OpenSSL 0.9.7 + samba 3.0.14-p2

クライアント

Windows2000 + ATOK15 + PuTTY日本語版

用意するもの

  • サーバ側
    • SSHサーバ
    • sambaサーバ
  • クライアントPC側
    • ATOK
    • 一元管理したいATOK辞書
    • Port Forward機能を持つSSHクライアント

設定メモ

  1. ATOKのユーザー辞書をsambaサーバの共有領域に置く(クライアントPCで更新可能なパーミッションを設定)
  2. クライアントPCからSMB over SSHで共有フォルダに接続する
  3. ATOK辞書を含む共有フォルダをネットワークドライブとして割り当てる(ログオン時に再接続するにチェック)
  4. ネットワークドライブ中のATOK辞書を含むフォルダをオフラインで使用できるようにする
  5. ATOKの辞書ををネットワークドライブ中の辞書ファイルに指定

この方法はあまりよろしくないので(2), (3)を参照して下さい。

これで完了です。
適当な間隔でクライアントから同期を取ればサーバ側のATOK辞書が更新できるようになります。