2007/01/09(火)Meadow2インストールログ

Meadowとは牧草地のことEmacsのWindows版。CEデバイスやサーバに設置するだけではなくWindowsネイティブで動作するEmacsが欲しかったので導入。

インストール

  1. Meadow TracからMeadow Netinstall用実行ファイル(setup-jp.exe)をダウンロード
  2. setup-jp.exeをAdministrator権限で起動
  3. ダウンロードしたパッケージの置き場所を指定: E:\Meadow\setup
  4. インストール先: E:\Meadow
  5. インターネットからインストール
  6. インストールするパッケージ
    • Meadow
    • APEL
    • ImageMagicK
    • misc
  7. Install.exeを起動、ImageMagicKのインストールにチェックを入れる
  8. ImageMagicKのインストーラーについて
    1. 普通のWindowsプログラムのインストールと同様に行う
    2. インストーラーの最後に表示されるウィンドウ
      • Update executable search pathにチェックを入れる(パスを通す設定を行う)
  9. その後以下の環境変数を指定
    "PATH"="E:\Meadow\bin"
    

.emacs作成

Emacsを起動し、C-x C-f ~/.emacs

(set-language-environment "Japanese")

とりあえずここまで。C-h tのチュートリアルなどが日本語で表示できるようになる。

疑問なこと

Meadowを便利に使う為にはCygwinを導入する必要がありますが、このCygwinで提供しているパッケージにEmacsがあるのですが、Cygwin版EmacsとMeadowのどちらがいいのでしょうか?っていうか、どう違うんでしょ?

参考

どうでもいいこと

  1. WindowsCE
  2. Linux (Fedora Core)
  3. Windows2000

上記の順でEmacsを導入したのですが、何か間違っているような気がするw
ちなみに各マシンの利用頻度はWin2k > Linux > CEだったりする。

どうでもいいこと2(メモ)

各マシン毎のEmacsのバージョン

マシンOSEmacs Ver.
サーバ(Kaede)Fedora Core 4GNU Emacs 21.4.1
メインマシン(Rumina)Win2000Meadow 2.10 (GNU Emacs 21.4.1)
モバイル(sigmarion3)WinCE.NET 4.1EmacsCE (GNU Emacs 20.7.1)

ちなみに、インストールされているEmacsのバージョンはEmacs上でM-x versionで調べられる。

2007/01/09(火)[FC4] Emacsインストールログ

Fedora Core 4が稼働している自宅サーバにもEmacsを導入してみた。

インストール

# su -
$ yum install emacs

.emacs作成

C-x C-f ~/.emacs

(set-language-environment "Japanese")

とりあえずこれだけ。後で色々設定を追加していくつもり。

TeraTermの設定

クライアント(Windows)からサーバに接続してEmacsを利用する場合、Altキーを押してもTeraTermが受け取ってしまい接続先のEmacsにMetaキーが渡せません。このため、「設定」-「キーボード」からMetaキーを送る設定にする必要がある。

ところで

Emacsを起動するとC-h tでチュートリアルが起動できると表示されるが、C-hは後退(BackSpace)に割り当てられている為C-h tでチュートリアルが起動できません。

2007/01/09(火)[EmacsCE] css-mode導入ログ

EmacsCEを導入した理由の一つにcss-modeを使いたかったからというのがある。しかし、前回導入したEmacsCEのセットにはcss-modeが含まれていない。今回はcss-modeが使えるようにしたときのログ。

インストール

  1. http://www.garshol.priv.no/download/software/css-mode/
    上記のサイトからcss-mode.elがDLできる。
  2. /emacs/site-lisp/css/ディレクトリを作成
  3. /emacs/site-lisp/css/にcss-mode.elを置く
  4. .emacsに以下を追加
    (autoload 'css-mode "css-mode")
    (setq auto-mode-alist
          (cons '("\\.css$'" . css-mode) auto-mode-alist))
    
    これで*.cssを読めばcss-modeが利用できる。

ToDo

起動後M-xからcss-modeが利用できない(手動でcss-mode.elをロードするか、*.cssを読んだ後でないとM-xにcss-modeが現れない)ので使えるようにしたい

ToDo解決 2007/01/09

M-xにcss-modeが現れるようにする設定。
.emacsに

(load-library "css-mode")
(require 'css-mode)

と記入すればいいらしい。

ここの記事を参考にしました。

追記 2007/01/12

前回の設定ではcssを編集しない時もcss-mode.el(c)がロードされてしまうため、無駄にメモリを消費することになっています。
前回の設定ではload-libraryでcss-mode.el(c)をロードし、さらにrequireでcss-mode.el(c)がロードされていなければロードするという冗長な処理を行わせていることがその後の調べで分かりました。

もっとスマートにM-xでcss-modeを呼び出すためにはautoloadで指定してやるのですが、最初に行った設定(css-mode.el中に記されている.emacsの設定)では、autoloadの引数が足りないため、M-xの一覧に出てきません。

autoloadの書式

autoload filename docstring interactive type

filename : lispの拡張子を含まないファイル名
docstring : functionに対する説明文字列。これを指定するとロードせずに説明を読むことが可能になる。
interactive : nil以外であれば対話的に呼び出すことが出来る。つまりM-xの一覧に表れるようになる。
type : functionのタイプを指定。functionがキーマップならkeymapといった具合。ここを指定しておくことでロードせずにこの情報を知ることが出来る。

スマートなcss-modeのための.emacs定義

(autoload 'css-mode "css-mode" nil t)
(setq auto-mode-alist
      (cons '("\\.css$'" . css-mode) auto-mode-alist))

interactiveにtを指定してやることでM-xにcss-modeが表れるようになります。

2007/01/08(月)EmacsCEセットアップログ

WinCEはエディタ環境が非常に貧弱です。サクラエディタ並のものがあれば良かったのだが、なかなか本格的なものを見つけられなかった為、学校の演習でちょっと弄ったことがある程度だったEmacsに手を出すことに。

環境

インストール対象:sigmarion3 + 1GB SDカード

必要なソフト類

  • TRE (TascalRegEdit) …レジストリ(*.reg)を読み込ませるのに必要
  • System Path …デフォルト*1で規定されたパス以外のdllを読み込ませるのに必要
  • wceSKKSERV …SKK辞書サーバ

*1 : \(ルートディレクトリ)と\Windows, メモリカードのルートディレクトリがデフォルトで規定されたパスが通ったディレクトリ

方針

  • EmacsCE + SKK + Navi2ch配布サイトのセットを利用します
  • できる限り本体メモリを圧迫しないように入れられるものはSDカードに入れる
  • 配布サイトの辞書を利用せずにSKK Openlabの辞書を利用する
  • SKK辞書サーバを利用する
  • 表示にナガ10フォントは利用しない

インストールログ

  1. EmacsCE + SKK + Navi2ch配布サイトから2002/11/10 ARM版セットをダウンロード
  2. ダウンロードしたtar.gzファイルを展開
  3. 展開したtar.gzに含まれるファイルを以下のようにSDカードに配置
    1. /root以下……/SD Card/rootに配置
    2. cedialogs.dll, cedialogsx.dll, celib.dllを/SD Card/dllに配置
    3. /SD Card/root/tmpディレクトリを作成
    4. userContent.cssを/My Documentsに配置
    5. Ntansi.ttfを/Windowsに配置
  4. System Pathを利用し、/SD Card/dllにパスを通す
  5. Environment.regを母艦上のテキストエディタで開き自分の環境に合わせる
    後に詳しく解説する
  6. TREを利用しCEデバイスにEnvironment.regを登録する
  7. 辞書ファイル置き換え
  8. SKKサーバ設定

Environment.regについて

Environment.regはデフォルトの状態では多くの場合、正しく動作しません。このため、登録されているエントリを自分の環境に合わせて編集する必要がある。

[HKEY_LOCAL_MACHINE\Drivers\PCMCIA\ATADisk]

メモリカードの名称を「memcard」と変更する設定が記入されている。すでに自分でメモリカードの名称を変更している場合、このエントリを削除しないと上書きされる為削除。

尚、"Folder"="memcard"の値を変更することで、任意の文字列にメモリカードの名称を変更できる。memcard以外の値にした場合はファイル内に含まれる全ての「memcard」を変更した文字列に変更。

[HKEY_LOCAL_MACHINE\Environment]

EmacsCEのインストール先のメモリカードの名称が「memcard」以外であればCEデバイスから見た場合の名称に変更。

"COMPUTERNAME"="jornada720"では、ホスト名の設定を行う。好きな値にしても問題ない。

メモリカード内にtmpディレクトリを作る場合は
"TEMP"="\\tmp"
"TMP"="\\tmp"
"TMPDIR"="\\tmp"
を"\\SD Card\\root\\tmp"に変更

[HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Internet Explorer\Styles]

IEのユーザースタイルシートに関する設定。cssファイルを\Windows以外の場所に置いた場合は書き換えること

SKK辞書の変更

私はSKK OpenlabのSKK-JISYO.Lを利用することにした為、これと/SD Card/root/emacs/share/skk/SKK95LE.DICを入れ替える。

SKK辞書サーバの設定

wceSKKSERVの設定を参考に。Emacsを利用する前にサーバを立ち上げる点に注意。

.emacs変更点

表示文字を大きくする

フォントセットmsgansi (MS Gothic+NetTerm ANSI)の表示を大きくする

(create-fontset-form-fontset-spec
"-*-NetTerm ANSI-normal-r-*-*-16-*-*-*-c-*-fontset-msgansi,
japanese-jisx0208:-*-MS Gothic-normal-r-*-*-14-*-*-*-c-*-jisx0208-sjis,
japanese-jisx0212:-*-MS Gothic-normal-r-*-*-14-*-*-*-c-*-jisx0208-sjis,
japanese-jisx0201:-*-MS Gothic-normal-r-*-*-14-*-*-*-c-*-jisx0208-sjis,
latin-jisx0201:-*-NetTerm ANSI-normal-r-*-*-16-+-*-*-c-+-iso8859-1,
japanese-jisx0208-1978:-*-MS Gothic-normal-r-*-*-14-*-*-*-c-*-jisx0208-sjis")

デフォルトのフレーム設定

デフォルトフォントセットをmsgansi, ほぼ画面いっぱいにフレームを表示するように設定

(setq default-frame-alist
  (append
   (list
    '(font . "fontset-msgansi")
    '(width . 97)
    '(height . 27)
    )
   default-frame-alist))

SKK辞書サーバ設定

(require 'skk-setup)
(setq skk-large-jisyo nil)
(setq skk-server-host "127.0.0.1"
      skk-portnum 1176)

参考