2006/12/18(月)かな入力時に一発でかな/英字置換

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英数を入力したいときに「ひらがな」入力モードになっていると当然の事ながらひらがなが入力されることになります。
例:「google.co.jp」→「きららきりいるそらるませ」

入力中にF11を押すことでこの「きららきりいるそらるませ」→「google.co.jp」とかな/英数の切替が行えますが、これを半角にするためにはさらにF8を押さなければなりません。
多くの場合、全角英数の入力が必要となることはないので一発で「かな」→「半角英数」としたいのですが、残念ながらATOKのキーバインドの設定の中から見つけることは出来ませんでした。

で、解決策としてF11を押したときに「F11, F8」と連続してキーコードを送れるようにすることを考えました。

実際に解決してみる

いつものように「窓使いの憂鬱」を利用します
私はATOKのキーバインドは入力中にCtrl+@で「読みの英字置換」を割り当てています。
このため、送りたいキーシーケンスはCtrl-@, Ctrl-Oとなります。
以下をmayuファイルに追加します。

key IC-C-Atmark = C-Atmark C-O

F11でF11, F8を送りたい場合は以下を入力して下さい。

key IC-F11 = F11 F8

これで英字入力をしようとしたときに、うっかりかな入力モードで入力してしまったときの対処がしやすくなります。尚、この対処方法はATOKの場合です。MS-IMEでは使えるかどうかわかりません。

SDメモリカードのフォーマット

2006/11/21PC::Tips

Windowsの持つ機能でSDカードをフォーマットするとSDカードで定められた規格から外れてフォーマットされます。

このようにSDカード規格から外れた状態でフォーマットされると、最適なパフォーマンスが得られなかったり、カードを認識できなかったり、データ化けなどが発生しやすくなります。
これは、コントローラチップを内蔵するコンパクトフラッシュなどと異なり、SDメモリカードへの読み書きはデバイスのコントローラに依存しているためと推測できます。

で、これらの問題の発生を抑えるためにはSDメモリカードの規格に沿った形でフォーマットする必要があり、WindowsではSDメモリカードフォーマットツールを用いることで規格準拠のフォーマットが行えます。

SDメモリカードは他のメモリカードと異なり相性問題が発生し易い気がするため、デバイスで利用する前にこのツールを利用してフォーマットすることをお勧めします。

ちなみに、WindowsのフォーマットしたものをSDカードの規格でフォーマットし直すと容量が若干増加することがあります。

2006/10/09(月)配色設定のエクスポート

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[album:PC:design.jpg]
Windowsの配色設定は通常エクスポートできない。
しかし、デスクトップテーマを利用することで配色設定をエクスポート可能。

[album:PC:themes.jpg]
デスクトップテーマの名前を付けて保存で現在の(配色設定を含む)状態がエクスポートされるのでそれを任意のマシンで読み込ませればOK。
アイコンや壁紙などはファイルがないと表示できないので以下の項目のみチェックすること

  • カラー
  • フォント名とスタイル
  • フォントとウィンドウのサイズ

ちなみにWin2kでデスクトップテーマはWin+R -> themes.exeで呼び出せます。

2006/09/16(土)ノートPCでIPを手軽に変更する

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事の起こり

ThinkPad s30にはThinkVantage Access ConnectionsというIPを手軽に変更する為のツールがIBMというかrevonoから提供されていますが、無線LANモデル標準のNICのみ対応という制約があり、使い勝手は非常によろしくありません。
かといって、Windowsに備わっている機能だけでIPアドレスを変更するにはAdministrator権限でログオンし直してやるくらいしか思いつかず、WinXPならともかく、普段Win2k&Power User権限で使用している私としては困っていました。

解決策

で、様々なIPアドレスをフリーウェアを試してきて最後に辿り着いたのがNetshfeというソフトでした。
ソフト自体をAdministrator権限で起動させなければIPを変更できないという制約がありましたが、Access Connectinsと比べ、そのマシンで使用できる状態のNICであればIPを変更することができ、非常に便利です。

追記 2006/12/17

最終的にはDHCP環境に移行してしまいました。

2006/08/22(火)NTローダーの起動メニューを編集する

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ブートパーティションのboot.iniを編集することで起動メニューを拡張できます。

スイッチオプション

起動スイッチ意味
/3GB3GBのメモリにアクセスできるようにする*1
/BASEVIDEOVGAモードで起動
/BAUDRATE=xxxデバッグポートのボーレートを指定(xxxbps)
/CRASHDEBUGWinNT/2kがクラッシュした場合にCOMポートをデバッグに利用できるようにする
/DEBUGカーネルデバッガを有効に
/DEBUGPORT=comxデバッグポートとして利用するCOMポートを指定する(COM:x)
/HAL=ファイル名起動時に読み込まれるハードウェアアブストラクションレイヤーを指定
/KERNEL=ファイル名起動時に読み込まれるカーネルを指定
/MAXMEM=xxxWinNT/2kで検出可能なメモリサイズを指定(xxxMB)
/NODEBUGカーネルデバッガを無効に
/NOSERIALMICE:comxCOM:xポートのマウスチェックを無効
/NOLOWMEMシステム全体が4GB以降の領域にロードされる(2k Advanced Server以上)
/NUMPROC=起動時に動作するCPUの数を指定
/PAE2k Advanced Serverで8GB, Datacenter Serverで32GBのメモリサポートを有効にする
/PCILOCKHALによるPCIバスのリソース移動を無効に(BIOSの指定値が利用される)
/SOSローダーがロードしたリソース名を表示
/ONECPUCOMPAQ社のHAL用。起動時に1つのCPUだけを利用する
/WIN95bootsec.dosが読み込まれる
/WIN95DOSbootsec.w40が読み込まれる
/SAFEBOOT:MINIMALセーフモード
/SAFEBOOT:NETWORKセーフモードとネットワーク
/SAFEBOOT:MINIMAL(ALTERNATESHELL)セーフモードとコマンドプロンプト
/BOOTLOGブートのログ作成を有効
/SAFEBOOT:DSREPAIRディレクトリサービス復元モード (ドメインコントローラのみ)

*1 : 通常は2GB

で、以下のように変更してみました

boot.ini

[boot loader]
timeout=5
default=multi(0)disk(0)rdisk(0)partition(4)\WINNT
[operating systems]
multi(0)disk(0)rdisk(0)partition(4)\WINNT="Microsoft Windows 2000 Professional" /fastdetect
multi(0)disk(0)rdisk(0)partition(4)\WINNT="Microsoft Windows 2000 Professional セーフモード" /SAFEBOOT:MINIMAL
multi(0)disk(0)rdisk(0)partition(4)\WINNT="Microsoft Windows 2000 Professional セーフモード(ネットワーク有効)" /SAFEBOOT:NETWORK
multi(0)disk(0)rdisk(0)partition(4)\WINNT="Microsoft Windows 2000 Professional セーフモードとコマンドプロンプト" /SAFEBOOT:MINIMAL(ALTERNATESHELL)
C:\ = "Microsoft Windows Millennium Edition"

これでセーフモードで起動したいときにF8を押す必要がなくなりました。

参考