VMware Serverクライアント機にマウントされているCD/DVDを利用したVMのブート
2008/01/01
VMware Serverでは、VMware Server Consoleをインストールしたクライアント機のCD/DVDドライブを仮想マシンにマウントさせることが可能です。
と、いうことで仮想マシンのブートが可能か、やってみました。
準備
- VMware ServerにVMware Server Consoleで接続
- クライアント機にブート可能なCD/DVDをマウント
クライアント機のCD/DVDからVMがブートするまで
とりあえず仮想マシンをパワーオンします。が、ブート可能なデバイスが何もありませんのでOperating System not foundというメッセージが出て止まってしまいます。

この状態で仮想マシンのCD-ROMデバイスの設定を弄ります。
重要なのは以下の3点
- Use physical drive: Client
- Legacy emulationを有効
- Device stateをConnectedに

特に、Device stateはクライアント機のCD/DVDを利用する場合にVMをリセットするとチェックが外れてしまう仕様なので毎回チェックする必要があります。
設定を完了したら仮想マシン上でCtrl + Alt + Insertを入力し、リセットします。決してVMware Server Consoleのリセットボタンでリセットをかけてはいけません。この方法でリセットをかけるとVMのCD/DVDの接続が切断されてしまいます。
しばらく待つと、起動画面が表示されます。今回はC73にて購入した巫女ぐにょLinux 3.5で試しました。

後は通常のようにVMの操作を行うことが可能です。
その他
- この方法で仮想マシンのブートを行った場合、ISOイメージのマウントによるブートと比較して非常に時間がかかります。
- VMware Toolsが導入されていないので操作が重い
といった感じです。仮想マシンにOSインストールの時には利用する時には有効な方法ですが、1CD Linuxなどでは素直にISOイメージにしておいた方が幸せになれそうです。