2006/11/12(日)[es] ATOKを使いやすくするツール(2)「ChgSuisoku」
記事執筆時の最新版: 1.03
配布所:W-ZERO3日和
概要
W-ZERO3[es]のATOKには推測変換機能があり、テンキーでの入力時の省入力に大活躍してくれます。が、推測変換が不要なアプリも中にはあるわけで、Opera MobileのURL入力などはその筆頭といえます。
[album:w03/soft:opera_atok.jpg]
↑こんな感じに。
いくら推測変換が便利でも、URLに含まれる無意味な文字列などは学習させたくないのが人情というものではないですか。
この、ChgSuisokuはアプリの起動をトリガとして推測変換の機能をON/OFFしてくれます。
アプリ起動キーにでもこのChgSuisokuを割り当てておけばワンタッチで推測変換のON/OFFができるため、お勧めです。
ちなみに、縦画面時のみ推測変換が有効、横画面には推測変換が無効となる常駐モードもあるようですので、利用スタイルに合わせて使用すると便利になると思います。
2006/11/12(日)[es] ATOKを使いやすくするツール(1)「WithATOK」
記事執筆時の最新版:beta1
配布所:tDiary::mozurin
事の起こり
無印W-ZERO3では、デフォルトでの入力文字種は下記の順で切り替えるようになっています。
- 全角ひらがな
- 全角カタカナ
- 半角カタカナ
- 全角英字
- 半角英字
しかし、全角カタカナはCtrl+U、半角カタカナはCtrl+O、全角英字はCtrl+Pでそれぞれ変換することができるため、W-ZERO3 Utility Plusを使用することで入力文字種を下記のように制限していました。
- 全角ひらがな
- 半角英字
しかし、今回[es]に乗り換えたためW-ZERO3 Utility Plusで入力文字種の制限ができなくなりました*1。このため、文字入力で苛つくことが多かったのですが、WithATOKを導入することでこの苛つきから解放され、今では幸せな日々を送っています。
WithATOK概要
で、WithATOKが何をしてくれるツールかというと、WithATOKが常駐状態では(私には)不要な「全角/半角カタカナ」「全角英字」入力モードをスキップしてくれます。
また、キーボード入力だけでなく、縦画面のテンキー入力時にもスキップしてくれるため、非常に入力が快適となります。
2006/11/10(金)[es] GSFinder+をテンキーだけで利用する
W-ZERO3[es]のテンキーを活用するのGSFinder+における具体的な実装例。
W-ZERO3 Utility Plusの設定
[album:w03/soft:wu_gsf1.jpg] [album:w03/soft:wu_gsf2.jpg]
同時押し | 割り当てキー | キーバインド | 機能 |
---|---|---|---|
縦画面 | 左ソフトキー | アプリ起動 "ChgInputMode.exe" -1 | 入力モードを半角数字に |
縦画面 | 右ソフトキー | Alt+Ctrl | タップ&ホールドメニュー |
単独キー | 1 | Tab | フォーカス移動 |
単独キー | 2 | Esc | キャンセル |
単独キー | 3 | BackSpace | 一つ上の階層へ |
単独キー | 4 | Ctrl | 複数選択時のトリガ |
単独キー | 5 | Shift | 複数選択時のトリガ |
単独キー | 6 | Del | 削除 |
単独キー | 7 | Ctrl+Z | 元に戻す |
単独キー | 8 | Ctrl+X | 切り取り |
単独キー | 9 | Ctrl+C | コピー |
単独キー | 0 | Ctrl+V | 貼り付け |
長押し:単独キー | 0~9 | 0~9 | キーボード使用時に0~9を入力する為に必要 |
上記のように設定することで、テンキーだけで(スタイラスでの操作も必要なく)GSFinder+を操作することができます。
尚、削除や切り取りなどの危険な操作もワンタッチで行うことができてしまうので運用には十分注意して下さい。
2006/11/10(金)W-ZERO3[es]のテンキーを活用する
W-ZERO3[es]のテンキーは、半角数字入力時(_1)には仮想キーコード(0~9, #, *)を発生させます。
このため、W-ZERO3 Utility Plusを活用することで多くのソフトがスタイラスやキーボードを使用せずに、テンキーだけでの操作が可能となります。
あると便利なツール
文字キーで入力モードを選択することができますが、なかなか面倒です。
このため、起動すると指定した入力モードに切り替えてくれるソフト「ChgInputMode」を利用することで簡単に半角数字モードへ切り替えることが可能となります。
このChgInputModeの起動もW-ZERO3 Utility Plusで行うことができますので必要に応じて割り当てるといいでしょう。
一般的なキーバインドに関するTips
- 左ソフトキーはF1、右ソフトキーはF2を発生させる
- タップ&ホールド(右クリックメニュー): Alt+Ctrl
- 元に戻す: Ctrl+Z
- 切り取り: Ctrl+X
- コピー: Ctrl+C
- 貼り付け: Ctrl+V
- 削除: Del
- 戻る、1つ上の階層へ: BS
- フォーカス移動: Tab
- テンキー#にW-ZERO3 Utility Plusで機能を割り当てるには「同時押し:Shift+3」
戯言
以下、確証はもてませんが。
- 入力モードが半角英数(_A)の時には「テンキー2」を一度押しで「A」、二度押しで「B」、三度押しで「C」を発生させている気がする
- 入力モードによってカーソル中央のボタンは発生させる仮想キーコードが異なり、半角英数の場合「アクションボタン」でかな/カナ入力時には「#E5」を発生させている?
- 「OK」ボタンの仮想キーコードは「Win+F6」
- クリアボタンの仮想キーコードは「#08」
- 音量Upボタンの仮想キーコードは「#21」
- 音量Downボタンの仮想キーコードは「#22」
- 画面回転ボタンの仮想キーコードは「App4 (A4)」
具体的な実装例
2006/11/06(月)「」 →「[es]」の改良点(1)
無印W-ZERO3 (WS003SH)からW-ZERO3[es] (WS007SH)に乗り換えたわけですが、W-ZERO3では不満だった点がいろいろ改良されていることを日々実感しています。今回はハードウェア的な改良点を列挙。
W-ZERO3 (WS003SH)からの改良点
リセットボタンの位置
普通の状態でしたらソフトウェア上からリセットがかけられるのですが、フリーズしているような状態ではリセットボタンを押さなければリセットができません。
無印ZERO3では蓋を外さなければリセットボタンが押せませんでしたが、[es]にはキーボード上に配置されている為、リセットしやすくなりました。
テンキー搭載
無印ZERO3ではデバイスを使用するには両手でキーボードを抱え込む形か、片手にZERO3を持ちもう片方の手でスタイラスを持つというスタイルとなる為、片手で扱いづらいというのが一般の携帯電話と比べたときの不満点でした。
テンキーを搭載することで操作性がより携帯電話に近くなる為、店とかで商品の情報を調べやすくなりました(笑
と、いうかATOKが使えすぎます。テンキー入力+ATOKの推測変換でPOBoxの様な省入力が実現できる為、ちょっとした文章はテンキーでの入力で済んでしまいW-ZERO3の売りだったキーボードの方は全然使用していなかったりします(ぉ
USBホスト機能
HIDとMass Storageくらいしか使用できないでしょうが、PCなしにUSBメモリなどとデータのやり取りが行えるようになるのは便利です。
#mini TypeB(オス) <-> Type A(メス)のアダプタを持ち歩かなければなりませんが。
SDIO対応
SDIOとは無線LANやBluetoothなどの様々なデバイスをSDカードスロットで利用できるようにする仕組みです。
このSDIOに対応したことと前述のUSBホスト機能を持ったことで無印W-ZERO3ではほぼ皆無だった拡張性が飛躍的に向上したと思われます。
しかし、外で利用することを考えるとminiSDカードスロットに収まりきらなければなりませんので、やはりminiSDカードを入れっぱなしになる気がします。
デバイスロックスイッチ
無印ZERO3では端末動作時にサイドボタン長押しでデバイスをロックする必要があり、サスペンド時にはロックすることができませんでしたが、デバイスのロックがハードスイッチによる実装になった為、簡単にロックがかけられるようになりました。
オーディオ出力
無印よりも大音量でのオーディオ出力ができるようになりました。
無印で一番不満だった点がこのオーディオ出力が小さすぎるということでしたので*1、この点が一番[es]に乗り換えて良かった点です。
メモリ容量増加
無印W-ZERO3では43.62MBだったワークメモリが[es]では49.77MBとなり、ワークメモリ容量が増加しました。
また、起動直後の使用領域も減少したため、空きワークメモリが8MBくらい増加し、使用時の快適さが向上しました。
まだまだいろいろ改良された点はあるのですが、あまり長くなりすぎてもアレなので今回はこのくらいで。