2006/08/01(火)ATOK辞書を一元管理する (3)
(1), (2)でネットワークドライブに割り当てて利用すると書きましたが、ネットワークドライブに割り当てて使用するとPuTTYで接続した後に再接続できないことがわかりました。
と、言うわけでネットワークドライブに割り当てずに利用する方法を考えなければなりません。
ネットワークドライブを解除する
- ネットワークドライブのサブメニューから「切断」を選択
- 同期ファイルを設定している場合は対象ファイルをローカルから削除
- ログオフすれば大丈夫…なはず
RealSyncを再設定
同期先がネットワークドライブ「X:\~\ATOK\」の場合、「\\169.254.0.1\~\ATOK\」のように設定すれば大丈夫です。
2006/07/30(日)ルーター構築
バイト先のPCのNorton Internet Securityの定義ファイル更新期間が切れたため、ルーター+フリーウェアのアンチウィルスソフトに乗り換えたいらしい。
と、いうことでルーターの構築を頼まれました。
ルーター用マシン
- CPU: Intel MMX Pentium 233MHz
- RAM: PC66? SDRAM 64MB (32MB * 2)
- NIC: Realtek RTL 8139系 * 2
- FD
- CDD
1FD Linuxなどを使えばi486(i386)以降/8MB RAMで動くのでかなりオーバースペック気味。
できればSSHなんかも使えるといいので腐ってる1GB位のHDDでも付けてKNOPPIXあたりをインストールした方がいいかも。
使いたいサービス
- iptables
- named
- sshd
- dhcpd
- ntpd
ルーター用Distoribution
とりあえず候補を挙げてみる
2006/07/28(金)ATOK辞書を一元管理する (2)
前回の設定ではオンライン状態でATOKのレスポンスが悪くなってしまうことが解った為、対策を考えることに。
遅くなる原因
オンライン状態だと常にsambaサーバ上のファイルを更新しようとする為、この方法だとレスポンスが著しく悪くなるっぽい
#まぁ、当然ですね(汗)
通信経路はこんな感じ
- 辞書データ呼び出し: samba辞書 -> (SSH) -> ATOK(Local)
- 辞書データ学習: ATOK(Local) -> (SSH) -> samba辞書
#重いはずだ(汗
解決策
要はオンライン時に学習させるたびにsambaサーバ上のファイルが更新されなければいいので、前回のオフラインファイルとして利用することをやめ、新たな方法で同期をとることにする。
用意する物
一定時間毎に自動更新してくれるタイプですと、更新の手間が省けますので常駐タイプの物を選択しました。
同期ツールは他にもいろいろあるのでお好きな物をどうぞ。
設定メモ
前回までの設定が終わっていることが前提です。
- ATOK辞書をローカルの任意のフォルダにコピー
- ローカルに保存したATOK辞書を使用するように設定
- RealSyncを設定
- オプション - 一般の設定
自動更新間隔を設定する - 更新 - 追加
ローカルの辞書とネットワークドライブsambaサーバの辞書指定
(3)の理由によりネットワークドライブではなく\\169.254.~のATOK辞書を直接指定する方法をお勧めします (06/08/01追記)
- オプション - 一般の設定
- Windows起動時に常駐するように設定
2006/07/27(木)ATOK辞書を一元管理する
ATOK辞書のシンクロツールにはATOK SyncというツールがJUSTSYSTEMから配布されていますが、インターネットディスクの契約が必要となり、非常に微妙です。
今回は、このATOK Syncを使わずにATOKの辞書を一元管理することが目的です。
SMB over SSHが出来ることが前提条件です
環境
試した環境はこんな感じ。
サーバー側
Linux (Fedora Core4) + OpenSSH 4.2p1 + OpenSSL 0.9.7 + samba 3.0.14-p2
クライアント
Windows2000 + ATOK15 + PuTTY日本語版
用意するもの
- サーバ側
- SSHサーバ
- sambaサーバ
- クライアントPC側
- ATOK
- 一元管理したいATOK辞書
- Port Forward機能を持つSSHクライアント
設定メモ
- ATOKのユーザー辞書をsambaサーバの共有領域に置く(クライアントPCで更新可能なパーミッションを設定)
- クライアントPCからSMB over SSHで共有フォルダに接続する
ATOK辞書を含む共有フォルダをネットワークドライブとして割り当てる(ログオン時に再接続するにチェック)ネットワークドライブ中のATOK辞書を含むフォルダをオフラインで使用できるようにするATOKの辞書ををネットワークドライブ中の辞書ファイルに指定
この方法はあまりよろしくないので(2), (3)を参照して下さい。
これで完了です。
適当な間隔でクライアントから同期を取ればサーバ側のATOK辞書が更新できるようになります。
2006/07/26(水)SMB over SSH
sshのポートフォワーディングにより学校から自宅のファイルサーバ(samba)の共有フォルダにアクセスすることが今回の目的です。
用意するもの
- sshサーバ
- sshサーバから接続可能なsambaサーバ
- PortForward機能を持つsshクライアント (今回はPuTTYを利用しました)
PuTTYによるsamba over ssh
sambaサーバがすでにイントラネット内のファイルサーバとして利用できる環境が整っていることが前提条件です。
クライアント(Windows)の設定
仮想ネットワークアダプタをクライアントに追加します。
- Administrator権限でログオン
- ハードウェアの追加 -> ネットワークアダプタ -> Microsoft / Microsoft Loopback Adapter
- ネットワークとダイヤルアップ接続の中から新しく作成された「ローカル エリア接続」を設定
- Microsoftネットワーク用ファイルとプリンタ共有のチェックを外す
- IPアドレスとネットマスクを設定
例) IP: 169.254.0.1 / Netmask: 255.255.0.0 - WINSの設定からNetBIOS over TCP/IPを無効にする
PuTTYの設定
セッション項目
接続先ホスト名 | SSHサーバのホスト名/IPアドレス |
---|---|
ポート | 22 |
プロトコル | SSH |
接続 - SSH - トンネル項目
新しくフォワードされるポートを追加:
源ポート | 169.254.0.1:139 |
---|---|
送り先 | sshサーバから見たsambaサーバのホスト名/IP:139 |
sshサーバがsambaサーバを兼ねている場合は127.0.0.1:139
入力し終わったら忘れずに追加し、セッションを保存する。
実際に使ってみる
- PuTTYを起動し、保存したセッションで接続
- 普段SSH接続に使用するユーザ名とパスワードでログイン
- ファイル名を指定して実行 -> \\169.254.0.1
- ユーザ名とパスワードを要求されるのでsambaで利用するユーザ名とパスワードを入力
- これでsambaサーバ内の共有フォルダが表示されるはずです
尚、PuTTYの接続を解除してしまうと共有フォルダにアクセスできなくなりますのでご注意ください。