MIKO GNYO/Linux 3.6 on USBメモリ

2008/12/06PC::Linux/BSD

MIKO GNYO/Linux 3.6をUSBメモリ上にインストールしたときのメモ。MIKO GNYO/LinuxのオフィシャルでUSBメモリにインストールする方法が公開されていますが、いくつかわかりづらい点があったので記事化。

用意するもの

  • MIKO GNYO/Linux 3.6 *1
  • 1GB以上のUSBメモリ*2
  • Linux or Windows端末
  • syslinux

*1 : isoファイルのままでも構いませんが、中のファイルを取り出せる必要があります

*2 : MIKO GNYO/Linux 3.6にて提供されている仮想マシンイメージをインストールする場合は8GBクラスのUSBメモリが必要です

用意したもの

手順

仮想マシン機能を利用しない場合の手順。

  1. USBメモリをFAT/FAT32でフォーマットする*3
  2. USBメモリの空き容量を1GB以上確保する
  3. MIKO GNYO/Linux 3.6のDVDメディア上のファイルのうち、vmフォルダ内のファイル*4以外の全てをUSBメモリに転送する
  4. 以下のファイルをリネームする
    • isolinuxフォルダをsyslinuxに
    • isolinuxフォルダ内のisolinux.cfg、isolinux.txtをsyslinux.cfg、syslinux.txtに
  5. ダウンロードしてきたsyslinuxを展開するとwin32フォルダの中にsyslinux.exeがあるので、コマンドプロンプトから「syslinux -ma X:*5」を実行しブートローダをインストールする。

*3 : 既にフォーマットされている場合は必要ありません

*4 : 仮想マシンイメージです

*5 : XはUSBメモリのドライブレター

動作確認

USBメモリからのブートをサポートする適当なマシンで起動させてMIKO GNYO/Linuxが起動すれば成功です。私はThinkPad X41でテストしました。

所感

  • MIKO GNYO/Linux自体はUbuntuのLive CDをベースとしているようで自分が欲しい環境がない。
  • CD/DVDブートイメージをそのままUSBメモリブートイメージとしているので、それまでの変更はシャットダウンしてしまうと消去されてしまいます*6
  • USBメモリのパーティションを切るとかの操作はしていないので、MIKO GNYO/Linuxのイメージと通常のUSBメモリの共存は可能。

自分の環境が保持できない以上*7持ち運びしやすいLive CDと変わりません。バリバリにカスタマイズしたLinux環境が欲しいのであれば8GBクラスのUSBメモリのパーティションを切ってLinux環境をインストールした方が幸せになれそうです。

と、いうわけで次回予告。「USBメモリにLinux環境をネイティブインストールする」

*6 : つまりLive CDで動作させているのと変わらない

*7 : 方法はあるのでしょうけど面倒くさそう