2009/11/15(日)(個人的)Microsoft製品のワースト10

PC

ITmediaで、Microsoft製品ワースト10という記事があったので、それに便乗して個人的なワースト10を挙げてみた。
私が利用したことのあるもののみを対象としているので、Vistaとかは対象になっていません。

1. Microsoft Internet Explorer 6

一言二言では言い表せない。このへんの記事を参照。
IE6を使っている人はとっととまともなブラウザに乗り換えて欲しい。

2. Microsoft Word

意図した通りに体裁を整えられない。
修正を重ねていくと、スタイルが無限増殖してにっちもさっちもいかなくなる。
Excelを使うのはいいとしても、Wordは勘弁して。OOo Writerで作ってPDFにエクスポートするのでいいでしょ?

3. Microsoft Windows Me

Meが不安定なのは自分の使い方が悪かったのかと思っていた。
あまりにも不安定すぎて使い物にならなくなってしまったので、リカバリディスクからクリーンインストールを行った。初回起動時にBSoDになりやがった。

4. Internet Information Service

どこを弄ればどうなるのかが全く解らない。
Apacheに乗り換えてスッキリ。

5. Windows XPの新規機能

Windows Search

今までのように検索ができればいいだけなのに、インデックスを作っていないとまともに検索すらままならない。

検索コンパニオン

デフォルトの検索方法が気に入らない。犬邪魔。

スタートメニュー

真っ先にクラシックスタイルに変更します。

コントロールパネル

たかだか20~30項目程度しかないのに機能をまとめる必要があるのかと。クラシック表示にしないと目的の機能にいまだにアクセスできません。

Lunaデスクトップ

Lunaが重いとかそう言う話は今となってはどうでも良くなりつつありますが、あのけばけばしい配色はどうかと。Lunaを有効にしてある環境ではMedia Center Style(Royale)で使ってます。

6. Microsoft Access

理解しやすいようにSQL文を書いているのだから、勝手に変更しないで!
あと、組んだマクロをAccess2002で開くとエラーが発生し、2003で開くと正常に動作するって言うのは明らかに(Access側の)バグだろう……。

7. MS-IME2002/2003

Natural Inputとか必要ない。
辞書がバカなのはいいとして、壊れやすいのは勘弁して欲しい。
言語バーをタスクバーに統合すると、非常に使いづらい@XP。

8. Microsoft Office SharePoint Server

重い。重すぎる。
大した機能を持たせているわけでもないのに、応答が遅すぎる。
使い勝手も悪いけど、それ以上に重すぎて使う気になれません
よっぽど高速なサーバーを用意できない限り、Google Appsのようなクラウド型サービスを採用した方が良いのではないかと本気で思う。

9. Windows Server 2008

何でそんなに重いの?2GBもメモリ載せてあげてるでしょ?
Debian 5.0/amd64 + Apache 2.2.9(worker) + adiary 2.09で構成したWebサーバは25MBしかメモリ喰ってないよ?

10. Microsoft Excel

未だにMDIなのはどうかと。

2009/11/07(土)フォントスムージングの比較

PC

事の発端は、Kubuntu環境上にWindows XP環境を構築したことで、「ClearTypeを使うと目が疲れる」という事を実感した為です。

環境

  • Windows XP Professional SP3 on VMware Player 3.0.0
    • Mozilla Firefox 3.5.4
    • VL Pゴシック / VLゴシック
  • Kubuntu 9.04/amd64
    • Mozilla Firefox 3.0.15
    • VL Pゴシック / VLゴシック

比較に使用した記事→こちら

Windows XP 標準アンチエイリアス


4倍表示時


ClearTypeではない、Windows 2000以前から搭載されているアンチエイリアス。
どうもフォントの表示が薄くなりやすいようで、常用は厳しい状態になっています。
一般的にアンチエイリアスはにじんで見にくいと言われるのもうなずけます。
文字の濃さを調節できればいいのですが、設定する方法はあるのでしょうか?

Windows XP ClearType


4倍表示時


事前にClearType Tunerを用いて、自分が一番見やすいと感じるように調整してあります。
ClearTypeのサブピクセルレンダリングにより、フォントの縁が赤や青に色づいてしまっているのがわかります。
このサブピクセルレンダリングにより、特に液晶画面での美しくフォントを表示できるそうです。
が、白背景に黒の階調の他に赤や青の要素が入ることでチカチカするように感じられます。これが目を疲れやすくしているのでしょうか?
個人的にはClearTypeによるレンダリングよりも、縁をモノトーンの階調で表示してくれる標準アンチエイリアスの方が好みなのですけどねぇ。

Kubuntu 9.04 アンチエイリアス有効


4倍表示時


個人的には一番見やすいと感じるフォントのアンチエイリアスです。
XPの標準アンチエイリアスのように、文字が薄すぎることもなく、ClearTypeのように赤とか青の要素が入ることもないので目に優しく感じられます。
ClearTypeよりもぼやける(滲んだ)感じを受けますが、個人的には許容範囲です。

そんなわけで

Windows環境でも標準アンチエイリアスの調整ができればいいのですが。

2009/10/31(土)VMware Player 3.0.0

VMware Workstation 7.0/Player 3.0が正式リリースされていたのでメインマシンに入れてみた。

入れるのは当然x86_64 Linux版。

#large: is not allow

インストール

VMware Player 2.5以降と同様に簡単なインストーラーになっていた。

vmp300-1.png

ダウンロードしたVMware Playerのバイナリ*1に対して、実行権限を与えてroot権限でキックするだけ。これだけでGUIのインストーラーが立ち上がるだけというWindowsライクなインストーラーなので非常に楽。

実際にはこんな感じでインストーラーを起動させました@Kubuntu 9.04

$ chmod 755 ./VMware-Player-3.0.x-build.arch.bundle
$ sudo ./VMware-Player-3.0.x-build.arch.bundle

これだけです。

*1 : VMware-Player-3.0.x-build.arch.bundleという命名記法。buildにはビルド番号、archにはi386とかx86_64とか入ります。

VMware Player 3.0.0 の新機能

ソースはこのへん

サポートOSが増えました

  • Windows 7 (Home Basic, Home Premium, Business, Enterprise, Ultimate)
  • Windows Server 2008 R2
  • Debian 5
  • Ubuntu 9.04
  • CentOS 5.3, RHEL 5.3, Oracle Enterprise Linux 5.3
  • openSUSE 11.x, SLES 11.x
  • Mandriva 2009

Windows 7や2008 R2のサポートとかは正直どうでも良くDebianが正式にサポートされたのは非常に嬉しい。

仮想マシンがPlayerだけで作れるようになりました

vmp300-2.png

当然、VMware ToolsもPlayerからインストールできるようになっていますし、作成した後の仮想マシンのパラメータ変更も可能です。
……こんなに大盤振る舞いで大丈夫ですか?VMwareさん。

ALSAに対応しました

vmp300-3.png

ようやくサウンド出力がALSAに対応しました。個人的に一番嬉しい改善です。
やっとAmarokで音楽を再生している状態でも、ゲストOSの音が鳴るようになりました。

ゲストOSがWindows XPの時のビデオ関連のパフォーマンスが改善されました

vmp300-4.png

とりあえず、東方永夜抄のリプレイを再生してみました。
キャプチャ時に48.0fpsまで落ちてしまっていますが、通常は60fpsで実行可能です。
Wineで動作に不具合があるゲームもこれで(ry

と、いうわけで

VMware Player 3.0非常にお勧めですよ~

1つのNICに複数のIPアドレスをアサインする

2009/10/18PC::Linux/BSD

Linuxで1つの物理NICに複数のIPアドレスをアサインする方法に関するメモ。

環境

以下の環境で試してみました。

  • Kubuntu 9.04/amd64
    • Kernel: 2.6.28-15-generic

この環境でのifconfigの出力は以下の通り。

$ ifconfig
eth0      Link encap:イーサネット  ハードウェアアドレス xx:xx:xx:xx:xx:xx
          inetアドレス:192.168.xxx.xxx  ブロードキャスト:192.168.xxx.255  マスク:255.255.255.0
          inet6アドレス: xxxx:xxxx:xxxx:xxxx:xxxx:xxxx:xxxx:xxxx/64 範囲:グローバル
          inet6アドレス: xxxx:xxxx:xxxx:xxxx:xxxx:xxxx:xxxx:xxxx/64 範囲:リンク
          UP BROADCAST RUNNING MULTICAST  MTU:1500  メトリック:1
          RXパケット:2224992 エラー:0 損失:0 オーバラン:0 フレーム:0
          TXパケット:1592433 エラー:0 損失:0 オーバラン:0 キャリア:0
          衝突(Collisions):0 TXキュー長:1000
          RXバイト:2753802229 (2.7 GB)  TXバイト:552776890 (552.7 MB)
          割り込み:16

lo        Link encap:ローカルループバック
          inetアドレス:127.0.0.1  マスク:255.0.0.0
          inet6アドレス: ::1/128 範囲:ホスト
          UP LOOPBACK RUNNING  MTU:16436  メトリック:1
          RXパケット:7135 エラー:0 損失:0 オーバラン:0 フレーム:0
          TXパケット:7135 エラー:0 損失:0 オーバラン:0 キャリア:0
          衝突(Collisions):0 TXキュー長:0
          RXバイト:4808865 (4.8 MB)  TXバイト:4808865 (4.8 MB)

別ネットワークのIPアドレスを割り当てる

ifconfigで仮想的なインターフェイス(eth0:0)をeth0に対して割り当て、eth0:0に対して172.16.0.1/16を割り当ててみる。
このような機能をIPエイリアスと呼ぶらしい。

$ sudo ifconfig eth0:0 172.16.1.1 netmask 255.255.0.0 broadcast 172.16.255.255
$ ifconfig
eth0      Link encap:イーサネット  ハードウェアアドレス xx:xx:xx:xx:xx:xx
          inetアドレス:192.168.xxx.xxx  ブロードキャスト:192.168.xxx.255  マスク:255.255.255.0
          inet6アドレス: xxxx:xxxx:xxxx:xxxx:xxxx:xxxx:xxxx:xxxx/64 範囲:グローバル
          inet6アドレス: xxxx:xxxx:xxxx:xxxx:xxxx:xxxx:xxxx:xxxx/64 範囲:リンク
          UP BROADCAST RUNNING MULTICAST  MTU:1500  メトリック:1
          RXパケット:2224992 エラー:0 損失:0 オーバラン:0 フレーム:0
          TXパケット:1592433 エラー:0 損失:0 オーバラン:0 キャリア:0
          衝突(Collisions):0 TXキュー長:1000
          RXバイト:2753802229 (2.7 GB)  TXバイト:552776890 (552.7 MB)
          割り込み:16

eth0:0    Link encap:イーサネット  ハードウェアアドレス 00:14:5e:1e:26:92
          inetアドレス:172.16.1.1  ブロードキャスト:172.16.255.255  マスク:255.255.0.0
          UP BROADCAST RUNNING MULTICAST  MTU:1500  メトリック:1
          割り込み:16

lo        Link encap:ローカルループバック
          inetアドレス:127.0.0.1  マスク:255.0.0.0
          inet6アドレス: ::1/128 範囲:ホスト
          UP LOOPBACK RUNNING  MTU:16436  メトリック:1
          RXパケット:7261 エラー:0 損失:0 オーバラン:0 フレーム:0
          TXパケット:7261 エラー:0 損失:0 オーバラン:0 キャリア:0
          衝突(Collisions):0 TXキュー長:0
          RXバイト:4817685 (4.8 MB)  TXバイト:4817685 (4.8 MB)

定義したIPエイリアスを削除する

eth0をダウンさせるのと同様にeth0:0をダウンさせればいい。

$ sudo ifconfig eth0:0 down
$ ifconfig
eth0      Link encap:イーサネット  ハードウェアアドレス xx:xx:xx:xx:xx:xx
          inetアドレス:192.168.xxx.xxx  ブロードキャスト:192.168.xxx.255  マスク:255.255.255.0
          inet6アドレス: xxxx:xxxx:xxxx:xxxx:xxxx:xxxx:xxxx:xxxx/64 範囲:グローバル
          inet6アドレス: xxxx:xxxx:xxxx:xxxx:xxxx:xxxx:xxxx:xxxx/64 範囲:リンク
          UP BROADCAST RUNNING MULTICAST  MTU:1500  メトリック:1
          RXパケット:2224992 エラー:0 損失:0 オーバラン:0 フレーム:0
          TXパケット:1592433 エラー:0 損失:0 オーバラン:0 キャリア:0
          衝突(Collisions):0 TXキュー長:1000
          RXバイト:2753802229 (2.7 GB)  TXバイト:552776890 (552.7 MB)
          割り込み:16

lo        Link encap:ローカルループバック
          inetアドレス:127.0.0.1  マスク:255.0.0.0
          inet6アドレス: ::1/128 範囲:ホスト
          UP LOOPBACK RUNNING  MTU:16436  メトリック:1
          RXパケット:7261 エラー:0 損失:0 オーバラン:0 フレーム:0
          TXパケット:7261 エラー:0 損失:0 オーバラン:0 キャリア:0
          衝突(Collisions):0 TXキュー長:0
          RXバイト:4817685 (4.8 MB)  TXバイト:4817685 (4.8 MB)

これでネットワークの移行が楽になる。

参考

ITmedia Linux Tips「1枚のNICに複数のIPアドレスを割り当てたい」

Wineでのフォント調整

2009/10/05PC::Linux/BSD

Wineのデフォルト状態では日本語が正しく表示されない(□で表示される)場合が多い。
これを調整した時のメモ。

環境

  • Kubuntu 9.04/amd64
    • Wine 1.1.30

レジストリによる調整

HKEY_CURRENT_USER\Software\Wine\Fonts\Replacements
以下に置き換え対象のフォントをゴリゴリと登録する。

例)
"MS Pゴシック"="VL Pゴシック"

私は以下のようにレジストリファイルを作成してインポートしています。
wine-font.txt:レジストリファイルのダウンロード(拡張子を.txt→.regへ変更して下さい)

REGEDIT4

[HKEY_CURRENT_USER\Software\Wine\Fonts\Replacements]
"Courier New"="Courier New"
"Comic Sans MS"="Comic Sans MS"
"FixedSys"="IPAゴシック"
"Lucida Sans Unicode"="Lucida Sans"
"Microsoft Sans Serif"="DejaVu Sans"
"MS Pゴシック"="VL Pゴシック"
"MS PGothic"="VL Pゴシック"
"MS P明朝"="IPA P明朝"
"MS UI Gothic"="VL Pゴシック"
"MS ゴシック"="VL ゴシック"
"MS Gothic"="VL ゴシック"
"MS 明朝"="IPA明朝"
"Small fonts"="VL ゴシック"
"System"="VL ゴシック"
"Terminal"="VL Pゴシック"
"Verdana"="VL Pゴシック"

[HKEY_LOCAL_MACHINE\Software\Microsoft\Windows NT\CurrentVersion\FontSubstitutes]
"Courier New"="Courier New"
"Comic Sans MS"="Comic Sans MS"
"Verdana"="VL Pゴシック"

[HKEY_CURRENT_USER\Control Panel\Desktop]
"FontSmoothing"="2"

これでもまだ文字化けする場合

lsof を利用して利用しているフォントを調査する。以下はCrystalMark 2004R3 を動作させた時の結果。

$ lsof | grep Crystal | grep ttf
CrystalMa (中略) /usr/share/wine/fonts/tahoma.ttf

上記によると/usr/share/wine/fonts/tahoma.ttfが利用されているらしい。
このtahoma.ttfに日本語が含まれていないのが問題っぽい。と、いうことで「 ttt:(FreeBSD) wineでPicasa2を動かしたら文字化けしたので、気合で修正」を参考に以下のように修正。

  • /usr/share/wine/fonts/tahoma.ttf を /usr/share/wine/fonts.bak/tahoma.ttf へ移動
  • VL Pゴシックのシンボリックリンクを /usr/share/wine/fonts/tahoma.ttf へ作成(必要ないかも)

これでTahomaを指定されていた部分も正常に表示されるようになりました。

wine-fontfix.jpg

このときのlsofの結果は次の通り。

$ lsof | grep ttf | grep Crystal
CrystalMa (中略) /usr/share/fonts/truetype/msttcorefonts/Arial.ttf
CrystalMa (中略) /usr/share/fonts/truetype/vlgothic/VL-PGothic-Regular.ttf

参考